どうも、ほんまぐろです。
先日行われたニンテンドーダイレクトで様々な情報が発表されました。
ゼノブレイド新作やアトリエシリーズ新作、キングダムハーツ4の新情報や時のオカリナリメイク発表など、盛りだくさんな内容でした。
自分も数年前から出せ出せとわめき続けてきた朧村正リマスターが遂に発表され、生粋のヴァニラウェアファンとして狂喜乱舞しております。
そして更に初代PSを支えた名作「テイルズオブエターニア」のリマスター作が発表されました。
ずっとPS・PS2時代の作品をリマスターしてほしいというファンの声をガン無視してベルセリアやエクシリアみたいな割と最近の作品をリマスターし続けたテイルズシリーズとしては初の2D作品リマスターとなります。
こちらも生粋のシリーズファンとしてはうれしい限り。
しかしここで、そんなエターニアリマスターに対して「リマスターの影響でフォントが劣化している」というXへの投稿が話題となりました。
このリマスターにおけるフォントの劣化問題、ずーーーーっと問題になり続けています。
記憶に新しいところではファイナルファンタジータクティクスや聖剣伝説レジェンドオブマナ等ですね。FFタクティクスはそれ以前に改変されたセリフがあまりにもファ〇ル過ぎてそれどころではないですが。
自分も何の気なしに乗っかって軽く炎上しているので、今回はこのフォント問題がなぜ問題なのかを、憶測と偏見と独断に満ち溢れた内容で自分なりに説明したいと思います。
権利的には「やむなし」
まず大前提としてこのフォント劣化問題、リマスターにおいて避けては通れない、そしてどうしようもない問題だと自分は認識しています。
ゲームを製作するにあたり、特許や著作権等の様々な権利・ライセンス利用が必要なのは周知の事実です。
カメラのロックオン機能や壁を透過してキャラクターを表示させる技術等、細微に至るまで実に多くの権利が絡んでいます。
もちろんフォントも同様。
原作が発売された当時から何十年も経過した今、当時の権利・ライセンスをそのまま使えるゲームはなかなか少ないはずです。
そうなれば「使いたくても使えない」となってしまうのは当然です。
まぁ使用料をけちるなと言いたくなるファンの気持ちは自分もそうなのでわかりますが、リマスター自体そこまで手間をかけるような作品ではないのも事実。
「それよりも新作に手間と金をつぎ込め!!」と言いたくなる人も多いでしょう。
この辺は本当に難しい問題ですよね。
技術的にも「やむなし」
更に技術的な部分でも大きな壁が立ちはだかります。
先ほど例として挙げた聖剣伝説レジェンドオブマナリマスターですが、当時の味わいのあるフォントからフリー素材のようなツルツルの味気ないフォントへ変わったことで大きな話題というか不評を呼びました。

しかしこれは「技術的にそうせざるを得ない」為です。
原作版に使われているフォントは、当時のアートディレクターである津田氏がこのゲームのためだけにドットで打ち起こしたオリジナルフォントであり、今の技術では作成が難しいとのこと。
ドット全盛期の90年代~00年代に培われたドット技術は残念な事に衰退が進み、当時と同様の技術でフォントを再現するのはかなり難しい(というか費用対効果が望めない)のではないでしょうか。
そこもファンとしては「けちるな!」と(以下略)
とまぁ、「たかがフォント」と言われそうなこのリマスターにおけるフォント問題も技術や権利等、深い大人の事情が多く存在している可能性が高い。
では、それでもなぜ問題となるのか。
ここからは一ファンとしてこの厄介極まりないファン心理を代弁させて頂きたい。
圧倒的な雰囲気破壊
一番の問題はこれ。
ありていに言うと「雰囲気ぶち壊し」という事です。
ちっっっちぇえな…
と思われるかもしれません。自分でもそう思います。
しかしこれ、ファンとしては非常に大きな問題とさせて頂きたいのです。
その作品がもつ雰囲気というのは非常に大事であり、使用されるフォントはその世界観の構築に密接な関わりを持っています。
もしエヴァの明朝体が今更別のフォントになったらどう感じるか。

もしMOTHER2のどせいさん文字が今更別のフォントに変わったらどう感じるか。

果てしない違和感と共に大論争を巻き起こすはずです。
そもそもこういったリマスター作品を購入するのはだれか?
勿論新規層を開拓する為の呼び水であることは間違いありませんし、自分もそうであってほしい。
古き良き名作を遊んで、シリーズに興味を持ってほしい。
しかし、一番この作品を遊びたいと思うのは当時のファンのはずです。
当時のファンが
「うわぁ~懐かしい~。こんなステージあったなぁ~」とか
「このセリフめっちゃ記憶に残ってるわ!なけるよなぁ~」とか
そうやって当時の記憶を懐かしむ為の意味合いが非常に大きい作品のはずです。
なのに文字だけツルツルの味気ないフリー素材みたいな有様になっていたら雰囲気は台無しです。
特にエターニアやレジェンドオブマナのような2D作品はムービーが殆どありません。
動作によるストーリーがないため、必然的にセリフ、つまり「文字」でのストーリー体験がほぼ100%です。
そんな「当時のファンに向けた作品」において「当時の雰囲気が壊れる」という事は、開発側が思っている以上にクリティカルな問題です。
昔懐かしのラーメンが食べたくて町中華屋に入ったのにめっちゃ意識高い系のラーメンが出てくるようなもんです。
「おっちゃん!醤油ラーメン一つね!」
「あいよー!(ゴトッ)」

って出て来たら横転するでしょう。
それもそれで美味いけど、それは今じゃないんです。
今はシンプルな醤油ラーメンが食べたいんです!
漫画は紙をペラペラめくって読みたいんです!!
波動砲は膨大なシークエンスを経てぶっ放ちたいんです!!
試作機は量産機より強くあってほしいんです!!
最終話では乗り換えた初期機体に再度搭乗してOP曲をバックに大立ち回りを演じてほしいんです!!!
なんか後半は話がそれましたが、要はそういう「雰囲気」を大事にしてほしいという、非常にふわふわした綿あめみたいに軽いくせに触ったらねちゃつく鬱陶しい心理です。
ただ、これに関してはメーカーも理解は示してくれており、現に上記のレジェンドオブマナリマスターでは「当時のフォントに似せたフォントを追加」というアップデートをしてくれています。
本当にありがたい。
エターニア楽しみ
まぁそんなこと言っても普通に買いますけどね?エターニアリマスター。
だって大好きな作品だし。
フォントの問題も、わざわざ開発側が「ちょっと雰囲気壊してやろうぜww」なんて考えて作っているはずない事は分かりきっています。
あの名作が再び遊べるという感動の前では些末な問題です。この記事一切意味がなくなったな。
でも、それでも言わせてほしい。
ゲームはストーリーや戦闘、BGMだけで形作られているわけではありません。
キャラクターや世界観、システム、そしてフォントetc…
1から100まで全て合わさって初めて「その作品」足りえるのです。
そこから一部分だけ欠落している不快感、これは一ファンとしては開発側に「少々の問題」では済まないレベルであると認識してほしいと、恐れ多くも申し上げたい所存です。



















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