【ポケカ】テツノイバラexはどのデッキに採用するのが最適か?未来バレット、ミライドンex、etc…【ポケモンカードゲーム】

どうも、ほんまぐろです。

2月17日・18日に行われたポケモンカードゲームチャンピオンズリーグ福岡にて、2024年3月22日(金)に新規強化拡張パック「クリムゾンヘイズ」の発売が発表されました。

 

その中でも個人的に注目したいのが「テツノイバラex」です。

今回はそんなテツノイバラexの性能と、どんなデッキに入るかをそのデッキに入れるメリットやデメリットも含めて個人的な意見のもと書いて参ります。

※その他最新のカードを使ったデッキレシピの紹介記事も複数挙げておりますので、よろしければご覧ください。

 

性能

 

雷タイプのたねポケモンで、HPは230と220ラインを平均とするたねexポケモンの中ではわずかに高くなっています。

技「ボルトサイクロン」は雷・無色・無色の3エネで140ダメージ、更に「このポケモンについているエネルギーを1個選び、ベンチポケモンに付け替える」という効果を持っています。

 

そして特記すべきは特性「イニシャライズ」の存在。

 

「このポケモンがバトル場にいる限り、お互いの場の【ルールを持つポケモン(未来のポケモンを除く)】の特性は全て無くなる」

 

 

 

 

 

 

雪道だああああああああああああああぁぁぁぁ

 

Eレギュレーション環境で使われていたスタジアム「頂への雪道」

その「特性を持つポケモンを止める」という刺さる奴には致命的なレベルでブッ刺さる効果よりにもよって環境にブッ刺さり猛威を振るっておりました。

「雪道やっとレギュ落ちwwwww」

「ギラティナ涙目wwwうめww」

「ミライドンプギャwwwww」

Eレギュ環境が終了したことにより雪道に泣かされていたプレイヤーが狂喜乱舞ホッと胸をなでおろしたのもつかの間

装いも新たに帰ってきました。

最も特性を消す効果を持つカードはどの時代にも存在していたそうなので、すぐに来るだろうとは言われていましたが

 

テツノイバラexの特性「イニシャライズ」は自身がバトル場にいる限り、お互いの場の「ルールを持つポケモンの特性」が全て無くなるという効果となっています。

イニシャライズは「初期化」とか「リセット」的な意味合いなので、未来のポケモンであるテツノイバラの存在と効果を考えるとこの上ない程にぴったりな内容ですね。

どうしても「頂への雪道」と被るところはありますが、雪道とは効果や使い方も大きく変わっています。

 

「頂への雪道」との違い

「頂への雪道」との大きな違いの一つとしては「スタジアムとポケモンの差」であると言えます。

スタジアムカードは通常、メブキジカの「しきのうつろい」の様なピンポイントの特性、もしくはピジョットexの「マッハサーチ」、「森の封印石」といった確定サーチ系のカードで持ってくるしか手段がありません。

 

メブキジカがeレギュ時代に出ていたら凄くヘイトを買っていたと思います。

それに比べテツノイバラexはポケモン、しかもたねポケモンである為ネストボール、ハイパーボール、キャプチャーアロマetc、サーチ手段が非常に豊富です。

 

そしてもう一つの大きな違いが「効果範囲」に関して。

頂への雪道であればお互いの場のルールを持つポケモン全てを問答無用で機能停止させていましたが、テツノイバラexのイニシャライズでは「未来のポケモンは除く」という効果を持っています。

これにより相手の特性は止めつつ自身の未来ポケモンは機能する、という有利な環境を作る事が可能なのです。

相手が未来ポケモンだったら?そんな未来の事は誰にも分からねぇ!ドン!!たぶん相手も止まりません。

 

テツノイバラexの強い点

そんな特性「イニシャライズ」を持つテツノイバラexは、特性単体ではなくタイプや技も含めて非常に強い。

その大きな理由の一つとしては、やはり「雷タイプのたねポケモン」且つ「未来のポケモン」であるという事。

雷タイプのたねポケモンとしてであればミライドンexの特性「タンデムユニット」で、未来のポケモンとしてであれば「テクノレーダー」で呼び出すことが可能です。

 

つまり他のたねexポケモンと比べて圧倒的に呼び出しやすいというメリットがあります。

この呼び出しやすさを活用して常にバトル場とベンチに1体ずつ配置しておけば、テツノツツミの特性「ハイパーブロアー」を喰らっても特性停止を維持する事が可能

スタジアムの貼り替えによる頂への雪道の剥がしと違い、相手としては能動的に排除できないというのも非常に強いと思います。

ボスやカウンターキャッチャーを使われるときついですが、本来使わなくて済んだ場面で相手のリソースを消費させることができたと考えると良いでしょう。

 

そしてもう一つの強い点はテツノカイナexとの相性の良さ。

「120ダメージを与えつつ倒せばサイドを1枚多く取れる」という破格の火力と効果を併せ持つ技「ごっつあんプリファイ」で大活躍中のテツノカイナexですが

  • 雷タイプ&たねポケモンなので「エレキジェネレーター」を共有できる
  • 未来のポケモンなので「テクノレーダー」や「ブーストエナジー未来」を共有できる
  • 技が無色エネルギー多めで「ダブルターボエネルギー」を共有できる
  • 逃げエネルギーが4なので「ヘビーバトン」を共有できる

と、共通点が非常に多い為セットで使いやすくなっています。

 

テツノイバラが効果的な相手

第一に思いつくのはやはり「リザードンex」の存在でしょう。

特性「れんごくしはい」により普通に進化させるだけで勝手にエネ加速するインチキじみた特性を問答無用でストップさせることが可能です。

ついでと言わんばかりによく採用が見受けられる「ネオラントV」「ロトムV」の特性も止める事が可能。

更に数は少なくなりつつありますが未だに健在なピジョットexを採用した型であれば、ピジョットexの「マッハサーチ」を止めつつ弱点込みでワンパンする事も可能なので非常に相性が良いです。

第二は「パオジアンex」

重要なエネ供給特性「わななくれいき」と、それを元にドローソースとなるかがやくゲッコウガの「かくしふだ」を止める事が可能。

このデッキにおける重要なエンジン部分をごっそりと奪うことが可能です。ほんとやめてマジで

 

その他にもアルセウスVSTARやオリジンパルキアVSTAR等、現環境における強カード達に対して非常に強いプレッシャーをかける事が可能です。

 

テツノイバラexを採用するべきデッキと注意点

【ミライドンexデッキ】

真っ先に思いつくのがこのミライドンexデッキでしょうか。

特性「タンデムユニット」により雷タイプのたねポケモンを2体まで呼び出すことができる為、動き出す前のリザードンやパオジアンを妨害しつつ育成を進める事が可能です。

更に上記の通りテツノカイナexやエレキジェネレーターとも共存できる為、戦略の幅がググッと広がります。

欠点としてはテツノカイナ以外に対して影響を及ぼしてしまう点。

ミライドンexによく採用されているライコウVとバトル場を奪い合う事になりますし、ミュウexのような自陣の有能な特性まで止めてしまう為、今まで動けていたのと同じような動きは取りづらくなってしまいます。

何よりミライドンexのタンデムユニットすらも止まってしまうのが大きい。

一度呼び出したが最後、後は片道切符のみです。

この辺は雪道時代と同じく、ある程度態勢を整えてから最後の詰めに出したい…のですが肝心のイバラは相手への妨害も考えると序盤から積極的に出していきたいというジレンマ。

繊細な立ち回りを要求されそうです。

 

【未来バレット】

第二に考えられるのは「未来バレット」と呼ばれる未来のポケモンを幅広く採用したデッキに採用するタイプです。

こちらはミライドンexはいませんがグッズ「テクノレーダー」によって呼び出すことができる為、同様に迅速な展開が可能です。

更にエレキジェネレーターが入らない代わりに非エク版ミライドンの技「アクセルピーク」やACE SPEC「リブートポッド」、学習装置やヘビーバトンと言った未来のポケモン達全体で共有できる技やグッズでの恩恵を受けられる為、エネ加速には困らないと思います。

 

更に未来バレットの強みでもある「テツノカシラexによる火力上昇」も大きい。

 

テツノイバラexのネックであった火力の低さをフォローできる為、相手を妨害しつつ積極的に攻めていく事が可能になります。

気になる点としてはやはり序盤の動き。

序盤からバトル場に居座る事で相手の動きを妨害していきたい…のですが、未来バレットにおける序盤は非エクミライドンによるエネ加速が非常に重要である為、バトル場に居座る機会が減少してしまいそうです。

「相手の特性を止めて妨害したいけど自分のエネ加速もしたい」というジレンマ

 

総評

以上が今回発表されたテツノイバラexの性能やデッキに関する簡単なまとめです。

「頂への雪道の再来」という点では非常に強力無比ですが、頂への雪道と比べると使用感やメリット・デメリットが大きく異なっている同じ感覚で扱うのは難しそうです。

ただこの特性自体は非常に強力なので、刺さるデッキには本当に刺さりますしミライドンexデッキ、未来バレットデッキはかなりの強化を受けたと思います。

どちらが強いかは正直プレイヤーの好みなので、自分の好きなデッキを使ってみて下さい。

勿論それ以外のデッキにも特性目当てで採用するかは正直微妙ですが出来ない事もないので、どこで突然飛んでくるか分からない恐怖感は雪道同様に健在です。

今後はそのような状況も想定してデッキの構築やバトルを進めていく必要がありそうです。

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