英雄伝説 界の軌跡 プレイ感想・評価【ネタバレあり】

どうも、ほんまぐろです。

2024年9月26日に発売された「英雄伝説 界の軌跡」

 

こちらをクリアしましたので、その感想を書いていきます。

ネタバレ全開ですので、未クリアの方はご注意下さい。

軌跡シリーズ未プレイの方は下記の記事でシリーズの紹介をしておりますので、よろしければご覧ください。

 

軌跡シリーズ恒例のセリフカウントも行いましたので、よろしければご覧ください。

 

 

プレイ時間はサブクエストをこなしつつ60時間でのクリアとなりました。

相変わらず長い…!

 

全体的な感想

やっとストーリーが大きく動いた…!

というのがまず最初の印象です。

前作「黎の軌跡II」はあってもなくても良いような内容で正直「本当にナンバリングで出す必要あったのかこれ?」と思ってしまう作品でした。

 

しかし本作では序盤こそいつもの通り準備運動な感じですが、終盤は怒涛の展開で大きく動き出してくれました。

 

 

ストーリーはぶつ切りエンドだったけどな(半ギレ)

いい加減この手法で続編を買わせるの止めて欲しい

黎の軌跡:ストーリー 40%

黎の軌跡II:ストーリー 10%

界の軌跡:ストーリー 45%

合計95%です☆

 

配分へたくそか?長距離走とか苦手でしょファルコム

流石に引き延ばしが酷くてジャンプでやったら大炎上するやつ。

たしか黎の軌跡は全3部作だったと思うのですが…

終われや!!!

 

以前ファミ通のインタビューで「界の軌跡でストーリーの9割が終わる」って言ってましたけど

https://www.famitsu.com/news/202402/01333011.html

引用:ファミ通より「日本ファルコム近藤代表が『軌跡』シリーズの展望を語る」

本作で本格的に動き出したくせに結局何やってるか分からない結社も含め、全然終わりが見えないんですが!?

私が生きているうちにワンピース共々きっちり完結して欲しい。

 

戦闘・システムに関して

正直前作から殆ど代わり映えしていません。

「覚醒」やら「Z.O.C」やら新しいシステムは追加されていましたが、結局は

「フィールドで殴って気絶させた後コマンドバトルに持ち込んでアーツで瞬殺」

に帰結します。

ハッキリ言って作業そのもので戦闘は全然楽しくありません。

それほどまでに敵が弱く味方が強い。

1作目から猛威を振るったリゼットのクラフト「コバルトカーテン」は健在で回復技いらずでしたし、2作目から猛威を振るいだした「デュアルアーツ」(特にネビュラスカノン&ケートゥスファンタズマ)も相変わらず引くほど強い。

ボス戦も今回は複数VS複数が多く、範囲攻撃+デバフがデフォ性能のデュアルアーツを連打しつつアークフェザーで追撃してるだけのお手軽作業でした。

まぁストーリー的にはそれくらい強くないと困る連中なので、ある意味正しいっちゃ正しいですが。

 

極めつけは新要素・シャードコマンドの存在。

特にレンのコマンド「ゴルディアスガード(8カウント 被ダメージ0.1倍)」が強すぎて、とりあえずこれ発動させてアーツ連打していれば足でボタンポチポチしても勝てるというRPGにあるまじき戦闘バランスでした。

いくらストーリーが売りだからって大味過ぎませんかファルコムさん!?そのストーリーもブツ切りだしよぉ(思い出し半ギレ)

ストーリーに関して

前述した通り、ようやく軌跡シリーズにおける核心部分がおぼろげながら見えて来ました。

 

おぼろげながら見えてきたという事は、ちょっと見えてきたという事なんです。

ストーリーが9割終わっているハズなのに、ちょっとだけなんです

これには新次郎もブチギレ

前々々作の「創の軌跡」で満を持して登場した結社の盟主も結局ラストの顔見せで終わる程度でしたが、まさか4年経った今作も顔見せで終わるとは思いませんでした。

創の軌跡のエピローグで登場した盟主がこちら

 

今作登場した盟主がこちら

 

4年もかけて判明したのは盟主の眉が細い事だけです

可愛い顔して舐めてんのか?何もしないなら帰れ!

結局「永劫回帰計画」の全容も分からずじまいした。

てっきり自分は本作でその辺がはっきりしていよいよ全面対決になるかと思ったんですが

ふたを開けてみたらシナモン喰って散歩したり仲良く温泉入ったり実に腑抜け揃いです。

頻繁にパーティメンバーに入って来るし、敵としての品格が著しく欠けている…!

良くも悪くも軌跡シリーズが「キャラ人気」に舵を切りすぎたせいで、結社の連中も単純悪にできなくなっちゃってます。

ラスボスも結局は至宝の1つだったという事で、個人的には肩透かしでした。

今までは各地方のボスという事で納得できましたけど、今作はゼムリア大陸全土に渡るボス中のボスのはずです。

それこそ至宝を司る女神そのものが登場して軌跡お馴染みの実は黒幕でしたをやればいいのに、ここに至ってまだ至宝の一つ?

まだあと2つも残ってんすよ!?

残り1割のストーリーで雑に処理されない事を祈ります。

 

その時の至宝レールガンレーギャルンの匣」がなんで世界をループさせているのかも不明

本当にあと10%で全部回収できるの!?(泣)

キャラクターに関して

【アニエス】

前作でヒロインポジをナーディアに取られていた分、本作では怒涛の猛攻に出ていました。

「愛しています」まで言いきっちゃうのは凄いぞアニエスちゃん!?

とても軌跡シリーズのヒロインとは思えない大胆さで大変よろしい。

こんな可愛くておっぱいデカい娘に告白されて断るとか、魔核と一緒にイチモツもぶん投げたんじゃねぇのかヴァンの野郎は。

「愛の告白」「帰ってきたら誕生日会をやろう」

死亡フラグの過剰摂取でクラクラしましたが、案の定自己犠牲の果てに概念と化すまどかエンド。

次回作で恐らく救われるんでしょうが、どうするのか楽しみです。

というか最後に何をやったのかすらよくわかっていませんが。

 

【ルネ・キンケイド】

彼も前作ではいてもいなくてもあまり変わらない人造バランポジでしたが、本作では一気に黒幕まで昇格です。

…え?黒幕?

唐突過ぎてよく分からないよ…。

ファルコムさんの悪い癖その2です。

「な、なんだってー!?あの人が実は黒幕!?」をやりすぎて新鮮味に欠ける

なんで黒幕なのか、今まで全く片鱗も見せないせいでより唐突感が否めません。

 

ハミルトン教授といい、既存のキャラを黒幕にリサイクルするの止めましょうよ…。

 

こんなおっさん出されても「誰?」以外の感想出てこねぇよ…

ボイスチェンジャーを貫通するネットリボイスのおかげで声優が黒田崇矢さんなのは分かった

 

もうそろそろゴッチ監督が女神の代行者で真の真の真の黒幕とか言い出しても驚かないよ

 

【残滓の皆さん】

黎の軌跡の最初の最初に雑に退場したモブ代表のジャコモさん筆頭に、本当にぽっと出感が強くている意味ある?感が半端なかった。

「俺達出番すくなかったね~」

「ね~」

「俺なんて腕組んで立ってただけだよ~」

 

っていう心の声が透けて見えます。

今更新設定の組織なんて出してきてどういうつもりだ!?

結社なんて減るどころか豊かな人材が補填されっぱなしで壊滅する気配皆無だと言うのに…!

 

【シメオン&ウルリカ】

新たに登場した結社の執行者達。

もうどのNoが登場してるのか未登場なのか全然分からない。

ついでに言うと戦力がインフレし過ぎてどいつが最強なのかもわからない。

更に言うとどいつもこいつもキャラ人気の事を考えて謙遜しまくるせいでマジで分からない。

とりあえずレーヴェさんが最強って事でいいですよね?

 

ウルリカはビジュアル的には最高でした。

セリフはネットで流行った(というか流行り終わった)スラングを並べているだけでひたすらに寒かったですが。ファルコムさん時代のセンスが一周遅れだよ…!

 

【エミリア少佐】

ビジュアルマジで最高です。結婚しよっと!!

でも例にもれず影が薄くて扱いは微妙でした…。

最初の顔見せと最後にサイバスター見た事あるロボット操縦している以外本当に影が薄い…。

 

総評

戦闘やシステムは全体的に使いまわしで目新しさは無し。

キャラクターもジャコモやメルキオル等の使いまわしで目新しさは無し。

新規キャラクターやそもそも出番少な目で肩透かし。

肝心のストーリーも大きく進みはしたが肝心な部分(結社の計画や女神の正体等)はそのままで肩透かし。

 

と、正直クリア後の満足感・心地いい疲労感は非常に薄い。

ここから完結まで残り少ないはずなんですが、一体どうやって風呂敷を畳むのか想像できません。

ここまで来たら最後まで見届けたいと思いますが、下手な畳み方して壮絶な消化不良を起こすよりかはもうだれかの夢落ちと小説エンドで良い気がしてきました。

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