どうも、ほんまぐろです。
5月11日に配信開始された「百英雄伝ライジング」
こちらをある程度遊んだ感想を書いて参ります。
そもそもこの「百英雄伝ライジング」という作品
2023年に発売予定のゲーム「百英雄伝」の前日譚となる作品となっています。
で、その百英雄伝が何なのかというと
幻想水滸伝を手掛けたスタッフ達が再集結して作られる新作ゲームで、美麗な2Dと3Dが融合したグラフィックや100人以上の仲間との邂逅を楽しめる「古き良きJRPG」となるそうです。
思いっきり幻想水滸伝ですが、元スタッフの方々が手掛けるのでそうなるのは当然ですし我々もそれが遊びたいので問題なし。
まだ全容が見えない百英雄伝ですが、そんな作品へと繋がる今作「rising」は、2Dタイプの横スクロールアクションをメインとしたアクションRPGとなっています。
ストーリー
由緒正しいスカベンジャーズ(遺跡漁り)の少女・CJは遺跡から発掘されるお宝「レンズ」を求めて、遺跡の麓に広がる田舎町「ニューネヴァー」に赴く。
遺跡を発掘する為にはニューネヴァーの町長代行であるイーシャから「発掘許可証」を手に入れる必要があり、そのためには大量の金が必要になる。
到底払うことができないCJは代わりとして「ニューネヴァーの住民の困りごとを解決してスタンプを集めれば許可証を交付する」という条件を提示される。
これを承諾したJCは同じく遺跡で稼ごうと目論む元傭兵の獣人・ガルーとコンビを組み、住人の悩みを解決しつつ遺跡探索へと繰り出していくのであった。
圧倒的なグラフィック
まず最初に目につくのは、やはり圧倒的なグラフィックです。
ヌルヌル動く2Dのキャラクター達と、精彩に描かれた3Dの背景が絶妙に融合したグラフィックは非常に美麗。
思わず背景を堪能する為にコントローラーを置いてしまう程です。
スクウェア・エニックスの誇る最強技術「HD-2D」とは少し毛色が違いますが、同じような古いけど古臭くない、そんな懐かしいのに新しいグラフィックを堪能できます。
このクオリティのグラフィックを1600円で体験できてしまうのは本当に凄い事だと思います。
単純爽快2Dアクション
実際の操作としては
移動、ジャンプ、攻撃、キャラクター毎の固有能力(CJは高速回避、ガルーはガード等…)
と、非常にシンプルな横スクロールアクションとなっています。
ニューエヴァーを中心に付近のダンジョンや遺跡が繋がっており、進行具合に比例して探索できる場所が増えていくという、所謂「メトロイドヴァニア」と呼ばれるジャンルの要素も含んでいます。
もう2Dに横スクロールは無くてはならない要素ですね。
オムライスにケチャップ、牛丼に紅生姜、ジャンプに能力バトル…
合わない訳がない。
更にキャラクター毎で使用する攻撃ボタンは1つだけ(PS5の場合、CJは□、ガルーは△)となっており、それぞれのボタンを押すことでキャラクターが瞬時に切り替わり攻撃後の隙をカバーしてくれるリンクアタックが発生します。
このリンクアタックが決まった時の爽快感はなかなかのもので、流れるような魅せコンボが決まった時の達成感は非常に高いです。
このクオリティのアクションを1600円で体験できてしまうのは(以下略)
ただ、シンプル=出来ることが少ないともとれてしまうため、連続で戦闘を続けていると飽きてしまう可能性は高い。
そんなプレイヤーを飽きさせない為の工夫が、もう一つの目玉要素である「町興し」です。
街を発展させていく楽しさ
CJは住人の頼みごとを解決してスタンプを集め、採掘許可証を獲得する事が当初の目的になります。
許可証自体は序盤で獲得できますが、獲得後も依頼をこなしてスタンプを集めることで新たな施設が登場したり、施設のラインナップが強化されていくという恩恵を受けることが出来ます。
最初は廃れに廃れた廃墟同然の街並みとなっているニューネヴァーですが、住人の依頼をこなしていく事で街並みが整っていくのです。
こういう町作り要素、個人的に大好き。
それを前述したグラフィックで堪能できるのだから堪りません。
町を発展させるために依頼をこなす
→依頼をこなすためにダンジョンに潜る
→ダンジョンに潜る為に装備を整える
→装備を整える為に町を発展させる
→町を…
という感じで、プレイヤーの取れる行動とゲームの進行が合致しており全く飽きません。
施設が発展すると武器・防具をより強力にでき、強化することによって新たなアクション(攻撃バリエーションや空中ダッシュ等)が増えていく為、より探索が楽しみになります。
PS5でプレイしておりますが、ロードが爆速ターボでというのも素晴らしい。
街中やダンジョンの各所にファストトラベルポイントが存在し、選択して1秒もせずに到着します。
一つ一つの要素がシンプルで飽きやすい分、それをテンポよくローテーションでプレイさせられるので、ついつい時間を忘れて熱中してしまいます。
テンプレートから選ぶだけとはいえ、作成した武器に命名できるのも個人的にはポイント高い。
中二全開な格好いい名前を付けるのも受け狙いのクソダサネームをを付けるのもプレイヤーの自由です。
ちなみにこの命名した武器は来年発売予定の「百英雄伝」に影響を及ぼすそうなので、どうなるか楽しみですね。
このゲーム内容を1600円で体験(以下略)
魅力的なキャラクター
主人公であるCJは「英雄伝説・空の軌跡」に登場した主人公「エステル・ブライト」のように快活で表裏の無いまっすぐな少女で、見ていて全く不快感がありません。
3人目のプレイアブルキャラクターとなるイーシャも町長代行として冒険者達に重税を課したり淡々とした喋り方から一見冷たく見えますが、誰よりも町と住人の事を考えて行動する一面を持っていたり
早々にコンビを組むことになったガルーも「金にがめつくそっけない」という点が強調されていますが
CJに振り回されながらぼやく姿や時々漏らすパロディネタ冗談、お茶目な一面など非常にユーモアに富んだ性格をしています。
様々な思いを胸に一旗揚げようとニューネヴァーに集まった人々もいい人ばかり。
そんな人達だからこそ、積極的に依頼をこなしてあげようと思えます。
ぱっと見「嫌な金持ちキャラ」にしか見えないゴクトーでさえも非常に良心的で人間が出来ています。
主人公を筆頭に全くと言っていいほど不快感がありません。
この「登場人物に不快感が無い」という事、最近になって本当に大事な事なんだなと考えるようになった為個人的には非常にありがたいです。
クソゲー・電波ゲーの不快感MAXな登場人物程見ていて気が滅入るものはありませんからね…。ね、チョコボGP君!!
この世界観を1600(以下略)
お値段以上
以上が今作をある程度遊んだうえでの感想です。
総じて
- 圧倒的なグラフィック
- シンプルながら爽快感あるアクション
- 自分の手で町を復興させていく楽しみ
- 個性的な住人達との日常
等の要素を楽しむことが出来る丁寧に作りこまれた非常に完成度の高い名作だと思います。
繰り返しになりますが
このクオリティのゲームを1600円で体験できてしまうのは本当に凄い事だと思います。
もちろん単調なアクション面で飽きやすい、アイテム収集がメインなのにアイテム収取がし辛い(見づらい、ドロップしてから回収されるまラグがあるetc…)という欠点もありますが、そこはまぁ1600円なので…ね…。
兎にも角にも、来年発売となる「百英雄伝」本編の世界観や雰囲気を体験するのにうってつけな作品だと思います。
まだまだ先は長そうなのでじっくり楽しみつつ、来年の本編を楽しみに待ちたいです。
※購入は本体でのDL購入かこちらのURLからどうぞ!↓↓
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0114-PPSA04751_00-EIYUDENRISINGPS5
引用:PS Store【百英雄伝 Rising 購入ページ】
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000044290.html
引用:マイニンテンドーストア【百英雄伝 Rising 購入ページ】
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