クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース プレイ感想

どうも、ほんまぐろです。

2020年10月2日に発売されました「クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース」

こちらをクリアしましたので感想を書いていきたいと思います。

ある程度寄り道はしましたが、基本的にシナリオ重視で進めてもプレイ時間は15時間ほどでした。

 

複雑なシリーズ経緯

そもそもクラッシュバンディクーとは、アンチャーテッドシリーズやThe LAST OF USシリーズを生み出したNaughty Dogが手掛けたアクションゲームです。

マリオの様な横に進むタイプのアクションゲームではなく、画面の奥に進む3Dタイプのアクションゲームとして開発されました。

このシリーズは少々経緯が複雑でして、1~3までは開発をNaughty Dog、制作をUIS(ユニバーサル・インタラクティブ・スタジオ)、販売をSCEが行っていました。

しかし、トラブルによりSCEとノーティはシリーズから撤退

4と5は開発をトラベラーズテイルズ、販売をビベンディユニバーサル・ゲームズが請け負う形となります。

この4以降のゲームのクオリティの低さによりシリーズの人気は急落し、シリーズ展開はほぼ消滅してしまいました。

今作は開発をToys For Bobに変更し、ノーティが開発した初期3部作の正当な続編として発売されたものになります。

ちなみにトラベラーズにより開発された4と5は黒歴史や無かったこと別次元の話しという設定になっております。

 

絶妙な難易度

今作をプレイした感想ですが、初期の作風を意識した硬派なアクションが満載な作品でした。

敵の配置やギミックが絶妙にいやらしく、トライ&エラーを繰り返して進んでいく事になります。

ただ決して理不尽というわけではなく、何度も繰り返すうちに自然と上達し、気が付けば難なく通過できるようになる、そんな絶妙な難易度でした。

時間停止や重力反転等の特殊な力を持った仮面を使ったアクションはどれも攻略しがいがあります。

とは言いつつも久しぶりの新作で、「新しいファンを獲得しよう」とは思えない気合の入った難易度で、カウントできただけでも総死亡回数は驚きの800回越え

終盤に登場する、前述した仮面の力を総動員して進むステージはまさに地獄

 

  

  

何度か刀を赫く染め上げそうになりました。

当時シリーズを遊んでいた時自分はまだ小さい子供の頃

 

……。

 

歳を取るとこんなにも反射神経や集中って鈍るんだなと悲しくなりました。

 

正当な進化

その他グラフィックやサウンド面等はPS4という事もあり高水準。

ステージを進んでいるだけでキレイな景色を楽しめます。

まぁ、何十回と見る事になるので楽しめるのは最初だけですが。

 

気になった点

基本的には概ね満足でした。

強いて挙げるなら、移動時のモーションが若干不安定な点くらいでしょうか。

結構シビアなアクションを要求されるので、思った通りにキャラクターが動かずに死亡してしまう点が時々ありました。

ただ、何十回と死を繰り返すうちにその不安定さすらも学習して乗りこなせてしまうゲーム性に、逆に評価が上がった感すらあります。

 

総評

今までに無い斬新なアクション性と妙に気の抜ける独特のキャラクター性等で人気を博し、一時期はプレイステーションを代表する看板キャラクターまで上り詰めたクラッシュ・バンディクー

しかし製作のトラブルによりクオリティはメキメキ下がり、シリーズ消滅の危機を迎えてしまうほどに衰退してしまっていました。

しかし、リマスターとして登場した「ブッとび3段もり」を経てあの頃の「難しさと楽しさ」を兼ね備えたクラッシュ・バンディクーが戻ってきたと思います。

これを機にシリーズ自身も成長を遂げ、安定して新作が出るようなIPに戻ってほしいですね。

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