どうも、ほんまぐろです。
CAPCOMよりリリースされたスマートフォン用アプリ「ロックマンX DiVE」がリリースから約2ヶ月が経ちました。
リリース後からコツコツプレイしてきたので、ここらで現在の感想を記していきます。
ロックマンX DiVEとは?
そもそもロックマンX DiVEとは、CAPCOM台湾にて開発・リリースされていたアプリになります。
海外版から8ヶ月程経過し、ようやく日本でもリリースされた形になります。
内容としては「キャラクター毎のスキルや装備させた武器による攻撃」と「ダッシュ・壁蹴り等による移動」という、非常にオーソドックスなロックマンXシリーズになります。
基本的には画面タップによる操作ですが、Bluetooth機能を利用してPS4のコントローラーを繋げる事で、従来の据え置き機そのものの感覚でロックマンXを遊ぶ事ができます。
溢れ出る原作愛
まずアプリ自体の評価ですが、はっきりいうとクソゲーです。
しかしただただクソというわけではなく、魅力もきちんと存在します。
その一つが「ロックマンXの新作を遊べる」という事。
前述したコントローラーを使用したプレイはまさにロックマンXそのもの。
諸事情により新作が期待できない同シリーズにとって、今のクオリティでロックマンXをプレイできる喜びはそれだけで大きい。
また、エックスかゼロ以外の原作キャラクターを操作できるという点も大きいです。
アイリスを操作できるという事に感動したプレイヤーも多いのではないでしょうか?
更に参戦キャラクターも代表的なキャラだけでなく隠れた名作「コマンドミッション」から参戦する等、人選も非常に分かっております。
台湾の開発スタッフがシリーズのファンを自称しているのは伊達ではなく、随所にシリーズファンにとって堪らない要素が散りばめられております。
また、Xシリーズだけではなく初代ロックマンやエグゼシリーズ、DASHシリーズ、ゼロシリーズ等他のシリーズからもコラボという形で参戦しているのも非常に大きいポイント。
まさに全てのロックマンファンに送る究極のロックマンゲームとなっているわけです。
クソゲーたる所以
ここまで見ると「どこがクソゲーなの?」と思いますが、上記の様な素晴らしい点を消しとばす用なクソ要素が点在しています。
【バランス調整力の無さ】
まず挙げられる点。
武器毎に優劣が存在しているのは最早当たり前として、キャラ間の優劣も非常に大きい。
ただここまでならまだ許せました。
問題は11月末に行われたロックマンエグゼコラボ。
ここで登場したブルース.EXEが余りにも強すぎた。
相手の目の前に一瞬でワープして攻撃するフミコミザンと衝撃波を飛ばすソニックブームが超強力。
限界突破を行えばフミコミザンに自身へのデバフ解除効果と相手へのスキル封印効果が付き、ソニックブームが3方向攻撃になる(至近距離で全て当てればダメージ3倍)と最早やりたい放題
攻撃力増加や被ダメージ減少等のパッシブスキルも非常に高性能なものが揃っており、同じ最高ランクのSキャラクターと比較しても頭1つ2つ…いや5、6つは飛び抜けています。
このゲームには通常のアクションステージの他に他プレイヤーと対戦する対人戦モードがメインコンテンツの1つとして存在していますが、こいつの登場により対人戦のバランスは一気に崩壊。
そりゃそうです。
今まで遠距離武器による打ち合いやリスクの高い近接で削りあう泥臭い戦いをしていたのに、フミコミザン→ソニックブームとスキルを2回発動するだけで簡単に消し飛ばせるドラゴンボールが始まったんですからね。
どれぐらい強いか例えると
・ピッコロ大魔王に勝ったらフリーザが襲ってきた
・ジムリーダーのタケシがイシツブテの次にイワークLv80を繰り出してきた
・ダンジョンに入ったらスライムに紛れてゾーマが襲ってきた
これくらいのバランス崩壊っぷり
対人戦でブルースと当たった場合の対処法に「スマホから手を置いて死を受け入れる事でストレスを軽減する」、「エフェクトの激しい武器や技を使用して相手のスマホに負荷をかけ、物理的にアプリを落とさせる」と言った方法が挙げられる程に世紀末と化しています。
その特徴的な赤色から赤い悪魔、角のような見た目から赤ピクミンと蔑称されてしまっています。
赤ピクミンはぜんぶつよい。
【ボイス未収録の多さ】
個人的にもかなり気になっている点。
過去作品からの流用が非常に多く(とういか殆ど)、原作でボイスが無いキャラに至っては終始無言という有様。
原作がGBAの作品(ロックマンゼロ等)はその音声がそのままぶち込まれている為、当時の拙い音質そのままであったりなどやる気も感じられません。
せっかくの高いモデリング技術が泣いています。
【バグの多さ】
よくソシャゲをプレイする人達は、自分がプレイしているソシャゲの運営に対して
「こんな酷い運営見た事ない」とよく言っているのを見かけますが、皆さん間違っています。
一番酷いのはこのX DiVE運営です。
こんな酷い運営見たことありません。
アップデートを重ねる毎に改善されたバグよりも遥かに多い数のバグが追加されています。
バグの内容が可愛ければまだ良かったのですが
・装備アイテムの効果が発揮されない
・協力戦(2人プレイ)で相手が反映されない
・対人戦をキャンセルしたのに裏で探し続けているのか突然マッチングする
・マッチングしたと思ったら相手が画面に映らない
・やっと開始されたと思ったら相手がいない(対戦時間が終わるまで何もできない)
・対人戦で相手が画面外に転送され何もできなくなる
・対人戦で特定のキャラが特定の順序でスキルを使うと無敵になる(勝ち確定)
・対人戦で勝ったのに何故か負け判定になっている
・ステージ中の敵が固まる(場所によっては撃破できなくなり詰む)
・ステージギミックが発動せず詰む
・ボス撃破後の演出中、なぜかボスが放っていた攻撃や雑魚は動ける為ダメージを喰らう
・ボス撃破演出中に相手の攻撃をくらって死んでしまい失敗扱いになる
・コントローラーとの通信が頻繁に切れる
・コントローラーの挙動がおかしくなりまともに操作できなくなる
ゲームとしての体を成していません。
最近では頻繁にアプリが落ちるバグ(体感で5分に1回)が追加され、最早まともに遊ぶことさえ困難な状態です。
無敵バグ等、対人戦をメインコンテンツの一つとしているアプリにとって致命的な内容も多い上に簡単に再現できる等、最早遊ぶことが修行の一環になりつつあります。
ガチャの渋さ、配布石の少なさ等クソソシャゲあるある要素もしっかり完備。
もうやめてくれと思いますが、このアプリ独自のクソ要素ももれなく存在します。
それがランダム要素。
報酬で貰えるアイテムが「何が出るかお楽しみ」系の箱であり、プレイヤーの運によって報酬にかなり偏りが出てきます。
せっかく頑張ったのにゴミの様な報酬しか貰えない事も多く、非常にストレスが貯まります。
プレイヤーに何か恨みでもあるのか?
こんな形でストレスになる要素が非常に多く、未だに続けているプレイヤーは原作に準えてイレギュラー(頭脳回路に異常が起き暴走したロボット)と呼ばれる始末。
俺は一体何のために戦っているんだ!!??
課金は慎重に
以上がロックマンX DiVEを2ヶ月プレイした感想になります。
総じてモデリングや操作性等のキャラクター面の出来は非常にいいが、それ以外(開発面や運営面)は3流以下と言う感じです。
A Iに運営させているのか?と言いたくなるレベルで稚拙な内容なので、ハッキリ言って課金する事はお勧めしません。
ログイン勢として石を貯めつつ、好きなキャラクターの時に引いてステージ攻略を楽しむ、というスタイルが一番良いかもしれません。
開発担当CAPCOM台湾が酷いのか、宣伝も兼ねているCAPCOM日本が悪いのか
そのどちらも悪いのかはわかりませんが一伝えたい
誰がやったんだああああぁぁ!!!!!!!
WARNING
X Dive運営を上回るクソゲー界の期待の新人が出現しました。
今まで無課金でコツコツやってます。
が、ヤコブや対戦で操作が動かなくなるなどのバグが多いので対戦も相手に迷惑なのでもうデイリー消化用の練習戦しかしてませんね…
正直可愛い、カッコイイロックマンのキャラを動かせたり出来るからプレイしているわけであってロックマンじゃなきゃアンインストールです。