どうも、ほんまぐろです。
10月16日より公開された「劇場版 鬼滅の刃〜無限列車編〜」
こちらを鑑賞して来ました。
こちらの感想を書いていきます。
今作に関わるネタバレが含まれますのでご注意ください。
鬼滅の刃とは
そもそも鬼滅の刃とは、吾峠呼世晴により2016年から週刊少年ジャンプにて連載開始された漫画作品です。
人を喰らう不死の怪物・鬼により家族を殺され、唯一生き残った妹も鬼にされてしまった少年・炭治郎が鬼を狩る組織「鬼殺隊」の一員として戦いに身を投じる内容です。
キャッチコピーは【日本一茲しい鬼退治】
自分は昔からジャンプを愛読しており、今作が連載開始したときもリアルタイムで読んでおりましたが、正直最初は「10週打ち切りコースだろうな…」と思っていました。
あまりにも味がありすぎる絵柄や独特な台詞回し等、万人受けしない要素が多かった為です。
しかしそんな中でも少しずつ物語としての幅を広げていき、着実に面白さを増していきました。
そしてそれが一気に開花したと個人的に思っているのが吾妻善逸が霹靂一閃を披露した瞬間。
普段の情けなさすぎる言動から一転した痺れるような一撃の瞬間を読み
「あ、これは売れる」とビビッと来ました。
その後はあれよあれよと人気が広まっていき、今では単行本の売上ランキングを総なめする程の社会現象となりました。
自分も以降は毎週楽しみに読んでいましたが、そこから一気に引き込まれたのが今回映画化もされた「無限列車編」になります。
無限列車編自体のクオリティ高さ
今作で中核を担うのが、鬼殺隊の頂点に位置する剣士・柱の1人である煉獄杏寿郎
正直このキャラクターも初登場時のファーストインプレッションは「鬼なら殺せばいいでしょ!」とハキハキと発言するナチュラルボーンサイコパスでした。
しかし物語が進むにつれて徐々に凄まじい実力や熱い面、後輩想いな面を見せていき、クライマックスでの活躍で一気にファンを増やしました。
サイコパス呼ばわりしていた自分も今では「煉獄兄貴」と呼んで親しんでいます。
最後の戦いの後に見せた屈託のない笑顔で涙腺崩壊した人も多いのではないでしょうか。
映画としてのクオリティ
今作が公開される前、地上波としてアニメ化されていた鬼滅の刃ですが、その時点で非常に高いクオリティで話題になっていました。
炭治郎が覚醒した回は放送終了した今でもなお伝説として語り継がれています。
そんな作品の映画が面白くないわけがない。
メタルグレイモンの時点で格好いいのに、ウォーグレイモンが格好良くないわけがないでしょ?
そういう事です(?)
2Dと3Dを巧みに組み合わせた戦闘シーンや要所要所でしっかりと雰囲気を作るBGM等、作品として一切の妥協はありません。
序盤での煉獄兄貴の攻撃に始まり、中盤の列車と同化した鬼との戦いは超クオリティですし、最後の鬼と煉獄の戦闘に至っては最早意味不明なクオリティです。
「こういうのでいいんだよ!!」
原作の独特な魅力、アニメのクオリティで多くのファンを獲得して来た鬼滅の刃
その映画化となると非常にハードルが高くなっています。
アニメ作品の映画化や実写化といえば「意味不明な改変」や「ミスマッチな声優」等で黒歴史化してしまう事が多く、今作もそういう事にならないか若干不安でした。
が
蓋を開けてみれば圧倒的な作画クオリティ、最高峰のBGM、役柄とベストマッチした声優達による心が燃えるような熱演等
どこを切っても名作としか言いようがない最強の金太郎飴でした。
ファンが望んでいたものをそのまま、全力で作り上げたスタッフの方々に感謝しかありません。
最近公開された劇場版シティーハンターは、ファンが望んでいたものをそのまま映像化した事で
「ラーメン屋でラーメン頼んだらラーメンが出て来た」という言葉で称賛されています
その例えで言うと、今回の劇場版 鬼滅の刃〜無限列車編〜は
「ラーメン屋でラーメン頼んだら餃子とライス大盛りセットになって長澤まさみが運んで来た」とも言うべきクオリティです。
思わず何度も劇場に足を運んで鑑賞したくなりました。
そして劇場に足を運んで一番びっくりしたのが子連れのご家族が非常に沢山いた事です。
座席の半数近くがお子さんだったので、本当に沢山の年齢層に愛されているんだなと嬉しくなりました。
この作品を読んで、小さいお子さん達はぜひ炭治郎の茲しさ、そして煉獄兄貴の生き様を学んで欲しいと思います。
己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと
心を燃やせ
歯を食いしばって
前をむけ
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