どうも、ほんまぐろです。
10月28日に発売された「スーパーロボット大戦30」
こちらをクリア致しました。
今回はその感想を書いて参ります。
登場キャラクターやストーリー等に関してはネタバレを含みますので、未クリアの方はご注意ください。
快適さ極まるシステム
今作から従来の作品にはないシステムが多数登場しました。
タクティカル・エリア・セレクト
自身の好きな順番にシナリオを攻略できる為、非常に高い自由度を誇ります。
それだけではなく、☆が付いたキーミッション(ストーリー上重要なミッション)以外はシステム上攻略しなくても問題はない為、「ガッツリ遊びたい人はフリーミッションも含めて攻略」、「サクッと遊びたい人はキーミッションを集中して攻略」といった形でそれぞれのプレイスタイルに合わせてプレイ時間を調整できる点が非常に素晴らしい。
以前PS2用ソフト「スーパーロボット大戦IMPACT」でも同じようなフリーシナリオ制が採用されていましたが、
「ストーリーがぶつ切りになるので味気ない」、「順番が変わるだけであまり意味がない」等正直あまり意味がありませんでした。
今回はそれを更に進化させた画期的なシステムだったと思います。
自分は発生したフリーミッションも含めて全てクリアしましたが、その際のボリュームはシリーズ屈指と言われるIMPACTを凌駕する圧倒的なボリュームでした。
オートバトル
文字通り全自動スパロボ。
このオートバトルシステムがとにかく優秀でした。
同じく新登場した周回可能な稼ぎ用MAPや相手ターンの反撃等、今までは全て画面に噛り付いて操作しなければならなくなっていたのが完全に開放された為非常にストレスフリー。
これらのシステムはぜひ今後のシリーズでも続けて行って欲しいです。(シナリオセレクトはフラグ管理が途轍もなく大変なのでもうやりたくないとプロデューサーは言っていましたが…)
魅力的な参戦キャラクター
今作も常連作品に加え新規ユニットが多数登場しました。
その中でも個人的に特に気に入ったユニットを紹介致します。
ファイナルガオガイガー
終盤のキーミッションで登場するユニット。
高火力・重装甲の典型的スーパー系ユニット能力に加えて7人乗りという前代未聞の人数を引っ提げて参戦。
7人のうち3人が「勇気」の精神コマンドを使える上に、メインパイロットの凱はエースボーナスの影響で勇気を使うと同時に「魂」が発動するというイカレっぷり。
勇気に満ち溢れすぎだろ…ゴキブリとか素手で掴んだ上に握り潰せそう。
射程の短さと燃費の悪さをパーツで補えば10万越えダメージを簡単に叩き出し続ける今作最強ユニット…というか全シリーズで見ても最強候補では?と思えるくらいのぶっ壊れユニットでした。
グリッドマン
夢のヒーロー推参!
特撮の頃から好きだった作品なので、アニメ化は勿論今作への参戦も非常に嬉しかった作品です。
新規参戦作品の中でも目玉扱いだっただけあり非常に高性能。
スーパー系特有のバ火力とリアル系に勝るとも劣らない回避力を備えた超万能ユニットで、武装の全てが弾数制となる為強化パーツでのフォローが非常に簡単。
更に終盤で手に入る専用強化パーツが「全地形適用S、射程+2、装甲+400、攻撃力+400」という常軌を逸した壊れっぷり。
エースボーナスの「与ダメージ1.2倍」(スパロボではこの与ダメージ○○倍というスキルが非常に重要)という更なるぶっ壊れと合わせて、最早ヒーローではなく破壊神。
終盤で追加されるただのロボットフルパワーグリッドマン,そして追加武装となる「電光超人グリッドマン」がただのアニメで、クオリティ高すぎて笑うしかありませんでした。
出る事は分かってたけど、いざ実際に当時のグリッドマンが「夢のヒーロー」をバックにスパロボで動いている見ると感動しかないです。
ゴールドフォー
覚・醒!
ソシャゲでは既に参戦済みでしたが、遂に家庭用ゲーム機にも参戦したマジェスティックプリンス。
主人公・イズルの機体「レッドファイブ」も勿論超強力ですが、ゴールドフォーが思わぬ伏兵として登場。
他を圧倒する超射程と、パイロット・スルガのエースボーナス(8マス以上離れた敵への与ダメージ1.2倍)が絶妙に噛み合い、圧倒的な火力を圧倒的な遠距離からぶつける化け物となりました。
ファイヤージェイデッカー
勇気100倍!ブレイブポリスマン!
マイトガイン参戦から希望されていた新たな勇者シリーズから満を持して登場。
剣でたたっ斬ったりハンマーで押しつぶしたり素手で中身を引っこ抜いたり等、インファイトメインの技が多くなる勇者シリーズの中でも最強技が遠距離砲撃という少し珍しい性能。
しかしその遠距離技もジェイデッカー自身の能力により途轍もない威力を誇る為、敵が軽い気持ちで遠くから小突くとブチ切れて最強技をぶっ放してくるという警察官にあるまじきガラの悪さを誇ります。(語弊)
勇者シリーズは初登場時に性能・シナリオ共に目玉であるからかかなり優遇されますが、今作でも多分に漏れずかなりの優遇っぷりでした。
勇者シリーズファンとしては非常に楽しかったです。
上記以外もZガンダムやνガンダム、ゲッターやマジンガー等の常連も安定して強く、ぶっちゃけ今作は弱いキャラクターのほうが少ないのでは?と思うくらいどのユニットも強かった。
無限稼ぎMAPにより改造やレベル上げも簡単なので、本当の意味で「好きなキャラクターを使って遊ぶことが出来る」作品になれたのではないかなぁ。
過去シリーズからの出演
30周年というシリーズ集大成を飾るべく、過去シリーズから多くの名前が登場しています。
レース・アルカーナやインパクト・ステーク、時流エンジン等、過去シリーズを遊んだ人間が思わずニヤッとしてしまうような名前の強化パーツが多く登場しました。
特にびっくりしたのがこれ
御使いおじさん登場
Zシリーズでイキッた挙句ボコられて我に返った悲しきラスボス・アドヴェントさん
彼に限らずZシリーズの雑魚的が別次元からの敵という事で登場する等、今作はやけにZシリーズとの関連を臭わせるイベントが多くなっていました。
ここまで明確に別シリーズとの関連を強調したのはMXと第三次αくらいな気がします。
もしかしてマサキをスパロボ30の世界に呼んだという謎の声もアサキムだったりするのでしょうか…。
今後のシリーズにも期待
快適性や練りこみが大幅に向上したスーパーロボット大戦30
UIの見づらさや拠点での操作性の悪さ等気になる点もありますが、それを補って余りある完成度を誇る作品でした。
まさに30周年を飾るのに相応しい完成度だったと思います。
既にクリアはしましたが、前述したアドヴェント率いる「更なる敵」やDLC等、まだまだ楽しめる内容が控えています。
それらに期待しつつ、スーパーロボット大戦シリーズ自体が今後も進化し続けてくれることを願います。
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