どうも、ほんまぐろです。
8月25日に発売された「SDガンダム バトルアライアンス」
こちらを中盤までプレイした感想を書いて参ります。
まだ完全クリアまでしていない為、ネタバレはありません。
グラフィックに関して
自分はPS5版を購入しましたが、非常に綺麗です。
背景や水の描写等は勿論、機体の質感も非常にリアルに描写されています。
このレベルのグラフィックが処理落ちも特に無いままヌルヌル動いているのは非常に気持ちいい。(PS5版に限って言えば)
このグラフィックとSDの相性は抜群で、Gジェネをそのまま動かせているような気分が味わえます。(PS5版に限って言えば)
各ステージで発生するシーン再現ムービーも、短いながらハイクオリティな映像でテンションが上がる。
なのでこのゲームは是非PS5版でプレイして頂きたい。
やっぱり4と5ではグラフィックや処理堕ちの面では天と地ほど差があるという事を実感するゲームです。入手難易度も。
システムに関して
基本的な操作は非常に簡単です。
- 通常格闘(長押しで範囲攻撃)
- 特殊格闘(長押しで打ち上げ攻撃)
- 通常射撃
- サブウェポン(2種類)
の4種類です。
通常格闘×3→打ち上げ→空中通常格闘×3→叩き落し
の基本コンボを中心に、射撃やサブウェポンを織り交ぜて攻撃を繰り出していきます。
モーションやサブウェポンの動きは機体毎に異なりますがどの機体も基本的な動きは同じなので自分の好きな機体を使うことが出来ます。
違いはロール(万能型・格闘型・射撃型)くらいなので、そこはお好みで。
これらのアクションに加えてゲージを消費したモーションキャンセルも併せると、実に見栄えのいいコンボ攻撃を自在につなげることが出来ます。
この簡単で爽快なアクションを、上記のようなグラフィックで楽しめるのだから堪りません。
ステージをクリアして獲得できるキャピタル(資金)を使って機体を改造できますが、改造段階はいつでもデチューンできます。
ステージ毎に強化段階を振りなおすことで「ビームが効かない敵には格闘特化」「雑魚敵が多いステージでは射撃特化」といった形で自分好みにカスタマイズが出来る点が面白い。
ステージ中で敵を倒すと、資金の他に拡張パーツや設計図をドロップする事があります。
この拡張パーツはいわゆる装備品で、基本となる効果に加えランダムで効果が付与されています。(射撃攻撃力UP、格闘防御力UP、サブウェポン弾数UP等…)
設計図は一定数集める事で機体が解放され、実際に操作が可能となる仕様。
これらの設計図や拡張パーツを入手するために様々なステージを何度もクリアするハクスラ的な要素が大きい作品となっています。
自分好みにカスタマイズしたお気に入りの機体で様々なステージを攻略するのが楽しい。
気になる点
上記の様に楽しい点はありますが、気になる点も勿論存在します。
【資金に関して】
ステージで獲得できるキャピタルは共通ではなく機体毎で異なる為、他の機体で稼いだ資金を流用できない仕様になっています。
せっかく機体を開放しても1から稼ぎなおす必要がある為、乗り換えが非常に面倒くさい。
気軽にメインキャラを交換できないのは、ガンダムゲーとしては割と致命的だと思います。
ここら辺はアップデートで緩和して欲しい。
※追記
アップデートで緩和されたか見落としていたかは分かりませんが、どうやら流用出来るようななったようです。
【アクションに関して】
「機体毎にモーションは異なるが基本的な動きは同じ」と前述したアクションですが、言い換えると「どの機体でもやる事は変わらない」という訳で…。
せっかく個性的な機体が多いガンダムゲーなので、機体毎にもっと動きやシステム等が大幅に違って欲しかった。
また、基本的な動きは同じなのにモーションが機体毎で異なるせいで使い勝手が大きく変わってしまっており、明確に優劣が出てしまっています。
例えばフリーダムガンダムは癖の少ないモーションで安定して戦えますが、劉備ユニコーンガンダムは独特な動きをする為コンボをスカす事があります。
【ボス戦に関して】
個人的に一番気になった点。
ステージ毎の最終地点で出現するボスですが、通常サイズの機体はまだ楽です。
ただ、モビルアーマー等の巨大サイズなボスはかなり難易度が高い。
「歯ごたえがある」ではなく「理不尽」に片足突っ込んでいるレベル
序盤に登場するビグ・ザムやサイコガンダムなどは特に顕著。
スーパーアーマーでお構いなしに突っ込んでくる為、どれだけ張り付いて格闘攻撃をしてもすぐに蹴散らされます。
更にこちらは無敵時間が無いので、起き上がりに理不尽なコンボを喰らうことが多い。
なら射撃でチクチク攻撃しようにもすぐに弾切れを起こしやすい点や、そもそもビームを弾くボスが多い点等、非常にストレスが溜まる。
攻撃のペースも熾烈なので、すぐに距離を詰められてボコられます。
ジャスト回避やジャストガード等、相手の動きを見極める行為が必須になってくる為、お祭りゲーとは思えない慎重なアクションを求められます。
回避orガード→1.2発殴る→すぐ退避
という、どちらかというとソウルシリーズの様な立ち回りになりがち。
推奨レベルで突撃すると難易度ノーマルであればほぼ確実に全滅、イージーでもギリギリクリアできるかどうかの極悪難易度と化してしまっています。
この辺も早めに難易度調整をして欲しいところ。
【シナリオ・オリキャラに関して】
やっぱり臭い
流石にNEWガンダムブレイカーの臭すぎて目が痛くなるレベルの激クサシナリオに比べればはるかにマシですが。
お祭り作品である以上、各作品を繋ぐ潤滑油的存在は必要だとは思いますが、ちょっと自己主張が強めかな…。
総評
- モビルアーマー・巨大ボス戦の理不尽な難易度
- 優劣の差が大きいアクション・武器性能
- 薄味の割に美味しくないシナリオ
などなど…
遊べば遊ぶほど粗が気になるクオリティ。
とは言いつつも、非常に見栄えのいいグラフィックや単純ながら動かしていて楽しいアクション等、見どころも少なからずあります。
つまりは「細かい粗が気になるくらいに遊び込める作品」とも言い換えることが出来ます。
決してガンダム好きを釣って売り逃げをかまそう、というバンナムお得意の「詐欺キャラゲーム」ではありません。
ここだけはハッキリと言っておきたい。
現に自分は今非常に楽しめておりますしね。
一緒に買った地球防衛軍6の方が神ゲーだったのは内緒
現状数少ないSDガンダムを操作できるアクションゲームである為、「SDガンダム好きであれば楽しめる」というのが正直な感想。
ただ、突出して評価できる!という点もない為、「グリグリ動くSDガンダムが見たい人」以外は様子見した方がいいかも知れません。
少なくとも上記に挙げた不満点がアップデートで改善されれば、名作とは言えないものの十分に遊べる佳作にはなるかなと思います。
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