どうも、ほんまぐろです。
2024年3月8日に発売された「ユニコーンオーバーロード」
こちらのswitch版をクリアしましたので、その感想を書いていきたいと思います。
プレイ時間はサブクエストも含めて66時間となりました。(予想以上のボリューム…!)
ストーリーに関してはネタバレ無しとなります。
このゲームを手掛けたヴァニラウェアのその他のゲームに関しては下記記事をご覧ください。
ゲーム内容
そもそもこのユニコーンオーバーロードというゲームはジャンルとしてはS-RPGですが、割と特殊な部類のS-RPGとなっています。
部隊を編成・指揮して敵軍を撃破してステージをクリアするという本筋はよくあるS-RPGですが、本作はそれがリアルタイムになっているという点です。
編成した部隊はマップ上の指定した場所や敵部隊まで自動で行軍し、到着するとそこで戦闘や待機へ移行します。
スーパーロボット大戦やファイアーエムブレムのようなターン性ではなく、このリアルタイム性が本作の大きな特徴の一つとなっているのです。
そんな本作をクリアまで遊びましたが、正直な感想を言うと神ゲーでした。
どんな部分が最高だったか、一つずつ紹介して参ります。
戦略性の高い戦闘システム
本作のキモである戦闘システム。
これが非常に楽しい。
まず前提として、本作のキャラクターにはAP(アクティブポイント)とPP(パッシブポイント)が設定されています。
通常1キャラにつき1Pずつ(クラスチェンジして上位クラスになると2Pずつ)設定されており
- AP→攻撃スキルを発動する際に使用
- PP→防御や回復・補助スキルを発動する際に使用
となっています。
装備品にも「AP+1」等の効果が付いているものがある為、最大で4まで増加させることが可能です。
このAPとPPが尽きるまでお互いに戦闘を繰り返し、最終的に撃破もしくはよりHPを減らした方の部隊が勝利となります。
ストーリーを進める事で仲間にできるネームドキャラ達は実に多彩なスキルを所持しており、APを使って攻撃、PPを使って回復という単純な行為だけでなく
- APを使って自身のHPを回復
- APを使って仲間のAP・PPを回復
- APを使ってバフを掛ける
- PPを使ってデバフを掛ける
- PPを使って後衛の仲間を防御
- PPを使って味方の行動順を操作する
等、様々なスキルで実に多彩な戦略を採る事が可能です。
更に発動条件も「敵のAPが使われた際に発動」や「敵のPPが使われた際」、「戦闘開始時」、「戦闘終了時」、「バフを受けた際」、「デバフを受けた際」etc…
様々な条件を網羅しており非常にバラエティに富んでいます。
更に使用スキルには「前列の敵を優先」、「後列の敵を優先」、「〇〇系ユニットを優先」、「HP〇〇%以下の敵を優先」等より細かい条件を設定する事が可能。
このように設定できる行動が非常に多く、もの凄く奥が深い戦闘システムとなっています。
ここに更に
- 兵科毎の相性
- 前衛・後衛の設定
- 部隊リーダーの設定(リーダーによって異なる部隊効果を発揮)
- 兵科毎のマップスキル
- 装備品に付随しているスキルの選定
等を加味する必要があり、その奥深さは過去のS-RPGとは比較にならない程に複雑かつ綿密なシステムとなっています。
適当に編成した部隊なのに異常な火力を発揮したり、逆に試行錯誤して編成した部隊が全然機能しなかったりと想定外のオンパレード。
そんな想定外を一つずつ分析して原因を発見し、改善していくのが非常に楽しい。
そんなゲームとなっています。
魅力的なキャラクター達
本作にはストーリー上必ず仲間になるキャラ以外にも、任意で仲間にできるネームドキャラが複数人存在します。
そんな登場するネームドキャラ達は圧巻の60人以上
どのキャラも多彩なスキル性能を誇っており非常に魅力的です。
序盤は絶対持て余すと思っていましたが、終盤では各キャラクター毎のイベント会話もあってとても愛着が湧く為、たった10部隊では収まりきらないという異常事態。
特にベレンガリアさんはその圧倒的な強さとデカさとピッチリさにより一瞬にしてハートを鷲掴みされ、以降は自分のトップエースとして獅子奮迅の大活躍を見せてくれました。
エッッデッッエッッ
更にヴァニラウェア真骨頂ともいえる美麗な2Dビジュアルが様々な登場人物を彩ります。
王道な美男美女は勿論の事、無骨な大男や凛とした騎士(女) ※ここ等重要、金髪透けレオタードエルフ、褐色見せレオタードエルフ等、誰かの何かしらの性癖好みをガッチリと掴んでくれます。やりたい放題ヴァニラウェア
特に闘技場で出会える女性・アーマリアの衝撃度は凄まじいの一言。
ヴァニラウェア、アクセルベタ踏み振り切ってんな
美麗な2Dグラフィック
以前書いたヴァニラウェアの紹介記事でも触れましたが、このメーカーの真骨頂は何といってもグラフィック。
病的にまで美しい2Dドットグラフィックは他の追随を許しません。
戦闘画面もフィールドマップも編成画面もイベントシーンも悉く病的なまでに美麗。
フィールドマップで小さく鳥が飛んでいるのを見て笑いました。やりすぎヴァニラウェア
そしてその最たるものが食事です。
ヴァニラウェアのゲームは「ヴァニラ飯」とあだ名が付くほどに食事シーンに非常に力が入っており、本作も例外ではありません。
非常に美麗な2Dで描かれた食事をご丁寧に少しずつ食べ進めるグラフィックは最早芸術の域に達しています。
そんな本作のヴァニラ飯を一挙ご紹介致します。
【ふわふわ卵のオムライス】
【半熟卵とベーコンのガレット】
【蜜リンゴのタルトタタン】
【まろやかチーズのハンバーグ】
【茄子とトマトのパスタ】
【濃厚鍋焼きドリア】
【海の幸のパエリア】
【フレッシュトマトのマルゲリータ】
【ストロベリィの絶品フレジェ】
【ほろほろチキンの香草焼き】
【クリーミーエッグベネディクト】
【ごろごろ野菜のビーフポトフ】
【プリプリ牡蠣のアヒージョ】
【バジルと魚のカルパッチョ】
【パリパリレタスのバゲットサンド】
【白身魚のアクアパッツァ】
【熟成肉のジューシーステーキ】
お腹すいた
ゲーム自体の完成度の高さ
個人的に一番感動した点です。
S-RPGという事もあり手軽に遊べる点を重視した結果今回はswitch版を購入しましたが、やはりswitch特有のスペックの低さが祟って処理落ちやロードの長さが非常に気になる
とはなりませんでした。
MAXの10部隊と敵がリアルタイムに入り乱れていても処理落ち一切なし。
イベントシーンや戦闘への切り替え時、ファストとラベル時もロード一切無し。
switch版への最適化が完璧に為されています。
ヴァニラウェアの一切妥協のないスタイル、脱帽です。
唯一終盤の10部隊+敵部隊+盛り盛りマップギミックエフェクト+雨描写でようやく若干の処理落ちが発生した程度。
ここまで快適なswitchのゲームは初めて遊んだレベルでした。
よほどのことが無い限り個人的にはswitch版をお勧めしたいです。
芸術的な完成度
以上がユニコーンオーバーロードを遊んだ感想です。
- 美麗極まる2Dグラフィック
- 魅力的な登場人物達
- よく練り込まれた非常に奥深い戦闘システム
- 快適極まるシステム面の完成度
と、どこを切っても文句無しの紛う事無き大傑作でした。
とても新規IPとは思えない完成度の高さに、ヴァニラウェアの作り手としての拘りや矜持なんかがヒシヒシと感じられる、そんな芸術的なゲームに仕上がっていると思います。
S-RPGが苦手な人も難易度調整で気軽に遊ぶ事ができるので、まだヴァニラウェアの作品に触れたことが無い人はこれを機に是非遊んでみて下さい。
きっとヴァニラウェアというメーカーの素晴らしさが理解できると思います。(信者脳)
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