どうも、ほんまぐろです。
昨日ポケカ公式チャンネルにて新弾「変幻の仮面」が2024年4月26日に発売されるとの情報が公開されました。
この記事を書いている3月14日時点ではまだその前の弾「クリムゾンヘイズ」すら発売されていません。
そんな状態でもう次のオーガポンの宣伝とか早すぎませんか…？
毎回そうですが、ポケカは新弾発売前に次の新弾の紹介をするのもうちょっと控えて欲しい…モタナイ
とはいえ今回紹介されたのはそんな「変幻の仮面」のトップも飾っている、ポケモン本編のDLC「碧の仮面」でメインを務めた幻のポケモン「オーガポンex」です。
つぶらな瞳、ひょこひょこと動き回る愛くるしい挙動、あざとい可愛らしい鳴き声、恵まれたバトル性能と、ビジュアル・性能共に非常に人気の高いポケモンとなりました。
そんなオーガポンが満を持してポケカに登場となります。
今回はそのオーガポンがどのような性能か、どのような使い方が想定されるかを書いて参ります。
※メインとなるオーガポンex(みどりのめん)を使ったデッキレシピは下記の記事をご覧ください。
基本性能
まず本編のオーガポンの大きな特徴として、持たせた仮面の種類によって4種類の姿へと変化する事です。
まさに「変幻の仮面」ですね。
ポケカにおいてもその特性を踏襲し、4種類・4属性のカードとして登場する事が判明しました。
一つずつ性能と予想される使用感を紹介して行きます。
【みどりのかめん】
本編のPV等で最初に公開された基本となる仮面。
草タイプのたねexポケモンとなっています。
今回のオーガポンexは全てたねexポケモンであるのも特徴の一つですね。
特性「みどりのまい」はエネ加速とドローを兼ね備えた強力な特性となっており、自身の場にいるオーガポンex(碧)の分だけ使用できるため山札をガシガシ引いていく事が可能です。
技「まんようしぐれ」は必要エネが3と若干高めですが、上記の特性を考えるとしょうがないところでしょうか。
自身に3エネついていることが前提なのでその時点で90ダメージ、後は相手についているエネの数によりダメージが上がっていく特性をもっています。
草タイプという事もあり、真っ先に想定されるのは対リザードンex(悪)でしょう。
リザードンex(悪)は攻撃にエネが2枚必要な為、その時点で場には5枚エネがある事が考えられます。
5×30=150、そこに素点の30を加えた180ダメージ、更に弱点込みの360ダメージでワンパンする事が可能です。
更なるエネ加速としては「ヒスイドレディアVSTAR」と「ナタネの活気」を使う方法が考えられます。
- ヒスイドレディアのVSTARパワーでオーガポン1枚、草エネルギー4枚を手札に加える
- オーガポンをベンチに出して草エネルギーを1枚手貼り
- オーガポンの特性で1枚加速
- ナタネの活気を使って2エネ加速
という動きをすれば一気に4エネ加速が可能です。
テツノイサハやヒスイドレディアで殴ったほうが早いって？
【いどのめん】
上技「すすりなく」はダメージを与えた相手を逃げられなくさせる効果。
キュワワーやテツノブジンex等のバトル場をグルグル入れ替える系の相手や、ミュウex等の逃げエネ0だからとりあえず出しておく系の相手に対して有利に動く事が可能になる便利な技です。
下技「げきりゅうポンプ」は3エネで100ダメージを与えつつ、付いているエネ3個を山札に戻せばベンチのポケモンにも120ダメージを追加で与える事が出来る技。
かがやくゲッコウガの「げっこうしゅりけん」と似たような効果を持っていますが、あちらは「2枚トラッシュ」、こちらは「3エネ山札に戻す」なので使用感は微妙に違います。
「山札に戻す」と「トラッシュする」はそれぞれに
- 山札に戻す：大地の器で回収が容易だがデッキの枚数が増える為ドローの邪魔
- トラッシュする：スーパーエネルギー回収やつりざおで回収できるがどちらも貴重なカードなので簡単には使えない
とメリットとデメリットがある為一概にどちらがいいとは言えません。
活躍させるデッキで真っ先に思いつくのはやはりパオジアンexですね。
特性「わななくれいき」により山札に戻したエネルギーを素早く回収する事ができる為、次の攻撃に繋げやすいのが素晴らしいです。
自身の技「ヘイルブレード」やゲッコウガの「げっこうしゅりけん」等、パオジアンexデッキはエネルギーを大量にトラッシュする攻撃がメインなので、どうしてもエネの枯渇が起きやすいデッキです。
なのでエネトラッシュせずにベンチ狙撃攻撃もでき、「げっこうしゅりけん」を決める為にキャンセルコロン等のマナフィ対策もばっちりなパオジアンデッキではかなりの威力を発揮するのではないでしょうか。
ゲッコウガやカイオーガ等、優秀なサブアタッカーを上手く使い分けて戦っていきたいところです。
【かまどのめん】
上技「いかりがま」は乗っているダメカンの数×20ダメージを与えるカウンター技。
炎デッキにはエネ加速用にスタジアム「マグマの滝壺」が採用されることが多い為、エネ加速をしつつダメカンを貯める事が可能です。
更に直近で発売予定の「クリムゾンヘイズ」に収録されているエーススペック「サバイブギプス」を装備させる事で、相手のワンパンを耐えつつカウンターで400ダメージを叩き込む事も不可能ではありません。
下技「ダイナミックブレイズ」は3エネで140ダメージと基礎ダメージは低めですが、相手が進化ポケモンであれば140ダメージ追加の計280ダメージと一気に凶悪な技へ変貌します。
アルセウスVSTARやギラティナVSTAR等、現環境で大活躍中の進化ポケモン達をワンパン出来る火力をたねポケモンで出せるのはかなり強い。
炎タイプである事を活かしてビーダル型リザードンex(悪)デッキのサブアタッカー等で活躍が見込めそうです。
もっとも更なる活躍が見込めそうなデッキもありますが…(詳しくは後述)
【いしずえのめん】
特性「いしずえのかまえ」は特性を持つポケモンからの技のダメージを受けないという非常に強力な防御特性となっています。
アルセウスやリザードン、パオジアン…
現環境で活躍するポケモン達は大抵が特性を持っている為、それらのポケモン達に対しては無類の強さを誇ります。
アローラロコンVSTARの技の効果が常時発動していると考えるとその強さが分かると思います。
技「ぶちやぶる」は相手のポケモンに掛かっている効果や弱点を計算せずに攻撃できる貫通攻撃。
同じく防御特性をもつミミッキュを貫通して倒す事ができる為、今までは詰んでいた場面もコイツの登場により打開できることが増えそうです。
しかし注意なければならない点があります。
唯一の技「ぶちやぶる」が弱点や特性を計算せずに攻撃するという事は相手の弱点を突く事ができないという事です。
アルセウスVSTARやテツノカイナex等、早々に処理しなければならない闘タイプ弱点のポケモンに対して強く出れないというのは非常に痛い。
その特性上、メインアタッカーとして活躍させることは中々プレイスキルが必要そうです。
バレットデッキとしての可能性
このように、オーガポンexは4種類それぞれが非常に多彩な特性や技を持っており、オーガポンに特化させるというよりかは何かのデッキのサブアタッカーやコンボパーツとして起用するのが強い印象を受けます。
しかし
そんな印象を覆すカードも同時に収録される事が判明しました。
それがグッズ「鬼の仮面」です。
これは自分の場のオーガポンexとトラッシュに存在する別のオーガポンexを入れ替える事ができるという非常に特殊な効果を持った専用グッズです。
更に付けているポケモンのどうぐやエネルギーをそのまま引き継ぐ事が可能という点も非常に強力。ダメカンや状態異常も引き継ぎますが
サポートカードである「ネジキ」も同じ効果を持っていますが、あちらはサポートの宿命である1ターンに1回しか使えないという制約により使いどころが限られていますが、こちらはグッズなので何回でも使える為非常に戦略が広がります。
そしてオーガポンexは「みどりのめん」を除いた残りの3体が無色エネ2枚＋基本エネ1枚で技が構成されている為、無色部分を共有して使うことが可能です。
つまり様々なデッキにばらけさせるのではなく、オーガポンex達を集約して構成したオーガポンバレットとでも呼ぶべきデッキを作る事が可能なのです。別名ポニオバレット
一見オーガポン好きに送るファンデッキのようにも見えますが、これがなかなか厄介な戦い方が出来そうです。
相手からすれば
- 「いどのめん」のベンチ攻撃が嫌だから速攻で処理しようとしたら「いしずえ」に変わられて攻撃できない
- 「かまど」＋ギプスに変わられて耐えられつつ反撃のカウンターで逆にワンパンされる
等、予想外の動きをされて一気に形勢逆転なんてこともあり得ます。
多彩な効果を持った4種のオーガポンを同時に相手にするようなものである為、相手からすれば処理すべき情報の量が尋常ではない。
逆にこっちが処理する情報も尋常ではないので凄く使いずらそうではある。
無色エネ部分はダブルターボエネルギーで、基本エネ部分はルミナスエネルギーを使えば動きやすくなる為意外と戦えそうです。
ダブルターボとルミナスが併用できれば最強なんだけどなぁ…
以上が「変幻の仮面」で登場するオーガポンexの性能や使い方となります。
多彩な戦い方ができるそれぞれのオーガポン、そしてそれを束ねて使うことを可能とする「鬼の仮面」等、環境間違いなしの強さというより知恵と経験をフル動員して戦っていく愛が試されるデッキが出来上がりそうな印象を受けました。
ただし、愛が強ければ強いほど輝くデッキになると思います。
ファンの人は是非色々な使い方を考えてみては如何でしょうか！
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