どうも、ほんまぐろです。
2024年4月に発売された「変幻の仮面」に登場した「ドラパルトex」
登場後は一気に採用率を上げ、あっという間に環境入りを果たしたカードです。
そんなドラパルト中心の環境となりつつある昨今、個人的に推しているポケモンがいます。
それが「タケルライコex」です。
登場した時も記事を書き、以降はずっと愛用してきたポケモンでもあります。
今回このタケルライコがなぜ熱いのか?という事を最新の環境を考慮したデッキレシピと併せて紹介して参ります。
※新たに登場したオーガポンと組み合わせたデッキに関する記事も公開しております。
デッキレシピ
デッキレシピはこのような感じ。
メインアタッカーをタケルライコ、サブアタッカーにパルキア・ゲッコウガ・チヲハウハネを採用しています。
タケルライコの特徴
まずタケルライコの特徴からおさらいです。
大まかに下記の様な特徴を持っています。
【超高耐久】
タケルライコはたねポケモンにも関わらず240という非常に高いHPを誇ります。
これによりちょっとやそっとの攻撃では簡単には倒されません。
更に古代ポケモン専用の道具である「ブーストエナジー古代」を装備させればHP300と並み居る進化ポケモンに肩を並べる超タフネスを獲得する事ができます。
【高性能な技】
上技「はじけるほうこう」は手札を全てトラッシュし新たに6枚引ける技。
後攻1ターン目から手札事故を回避しつつ、「オーリム博士の気迫」に備えてエネをトラッシュに貯める事ができる非常に便利な技です。
メインウェポンである「きょくらいごう」は場の基本エネルギーを好きなだけトラッシュし、トラッシュした分×70のダメージを与える青天井技。
どんなポケモンも1撃で葬り去る事ができる為、余計なダメージ計算を考えず豪快に吹っ飛ばすことができます。
【ドラゴンタイプ】
自身のタイプが「ドラゴン」である為、弱点を突かれる心配がありません。
これによりただでさえ高い耐久力が更に高まり、生半可な攻撃では撃破する事さえ困難になります。
現在の環境について
そんなタケルライコがなぜ今熱いのか。
それは前述した通り、環境にドラパルトexが台頭してきたからです。
ドラパルトexの技「ファントムダイブ」はバトル場に200ダメージを与えつつベンチにダメカン6個を好きなようにばら撒く技。
これによりベンチのたねポケモン達を一撃で撃破したり、ダメカンを蓄積させ終盤でデヴォリューションにより一気に刈り取る戦術を織り交ぜて戦っていくことができます。
この2つの戦術が環境にいるデッキに軒並み刺さる。
ポッポ、ビーダル、ヒトカゲ、キルリア、キュワワー、セビエ、チラーミィ、サルノリ、etc…
今の環境デッキと呼ばれるデッキは、上記の様なHPの低いたねポケモンを展開し戦っていく必要があります。
ドラパルトのダメカンばら撒き攻撃にとって、上記のたねポケ達は新鮮な肉格好の餌食になってしまうというわけです。
それらに対して非常に強く出れるドラパルトが強いという事は、登場してからあっという間に環境入りしたことからも歴然です。
しかし、そんなドラパルトにも致命的なレベルで相性の悪い相手が存在します。
それが「ハピナスex」です。
このハピナスexにマシマシラを組み合わせた通称「ハピナスマシマシラ」と呼ばれるデッキが今、ドラパルトに対して猛威を振るっています。
具体的には
- ドラパルトのファントムダイブを300という高耐久で受け止める
- 特性「ハッピースイッチ」を使い、自身に付いている悪エネをマシマシラへ移す
- マシマシラの特性「アドレナブレイン」によりばら撒かれたダメカンを相手に返す
というコンボにより、ドラパルトのファントムダイブの被害を最小限に抑える事が可能なのです。
マシマシラとハピナスを複数並べればその分だけアドレナブレインが使える為、6個のダメカンをそっくりそのままお返しする事も十分に可能です。
更にファントムダイブを喰らったハピナスは「チェレンのきくばり」や「ポケモン回収サイクロン」等で手札に戻せば無傷で再び出陣する事が可能。
ハピナス側はほぼ確実に1発耐える事ができるHPを持っている為、それらも容易です。
逆にドラパルト側からすればファントムダイブでダメージを与えダメカンをばら撒いたら、ハピナスは回復されダメカンは何故か全部こっちに返って来るという意味不明な事態に陥ってしまうわけです。
こうして圧倒的な攻撃性能と耐久性を併せ持ったドラパルトが環境入りし、その天敵であるハピナスexが併せて登場し盛り上がりを見せているというのが現状の環境になっています。
なぜライコが熱いのか?
そんなドラパルトとハピナスには共通の課題があります。
それは「高耐久を上回る一撃で吹き飛ばしてくる高火力持ちに弱い」という事。
どちらも高いHPで相手の攻撃を耐えた後、ドラパルトはダメカンばら撒き、ハピナスはダメカン操作で場をコントロールしていきます。
ならそもそもダメカンを生成・操作される前に一撃で葬り去ればいいという漢らしいムーブをされると、得意の盤面操作能力を発揮できずに防戦一方になってしまいます。
それらを可能としているのがタケルライコexなのです。
【対ドラパルト】
まずライコ自身はファントムダイブで倒される心配がほぼありません。
マキシマムベルトを装備されていたら話は変わりますが、自身にも高確率でブーストエナジー古代が付いている為その可能性は極限まで低い。
そして肝心のダメカンばら撒きですが、ライコデッキにおけるベンチは大半がスナノケガワexやミュウexといった高いHPを持つ「たねexポケモン」となっています。
多少のダメカンばら撒きではびくともしません。
流石に継続して攻撃されれば厳しいですが、こちらにはライコ自慢の青天井技「きょくらいごう」があります。
継続される前にワンパンする事で被害を最小限に抑える事ができます。
更に最近では「フトゥー博士のシナリオ」や「ボタン」、「ポケモン回収サイクロン」と言った回収カード(疑似回復)が多く登場しています。
それらを組みあわせる事で、蓄積したダメカンをリセットする事が可能です。
【対ハピナス】
ハピナスのキモは蓄積したダメカンを操作して立場を逆転させることです。
ならば蓄積など考えず一撃で葬り去ればいいという考えで、ライコの「きょくらいごう」でワンパンを狙っていく事が可能です。
デッキの回し方
ライコデッキのキモは「エネ加速」です。
いかにスムーズにエネルギーを加速し、「きょくらいごう」の火力を維持するかが問題となります。
それらを改善するのが下記のカード達。
【オーリム博士の気迫】
ライコデッキ(というか古代デッキ)における最強サポートカード。
トラッシュのエネを古代ポケモンに付けつつ3枚ドローできる非常に強力な1枚です。
これにより「きょくらいごう」でトラッシュしたエネを再び加速する事ができる為、2発目の発動や火力の維持に大いに役立ちます。
【スナノケガワex】
特性「じりょくきゅうしゅう」により、トラッシュの闘エネルギーを自身に付ける事が可能です。
これにより「きょくらいごう」使用時の火力を自在に引き上げる事が可能になります。
サイド差で負けていないと使えないという制約がある為、後述のパルキアと併せて使っていきます。
【オリジンパルキアVSTAR】
VSTARパワー「スターポータル」によりトラッシュの水エネを3枚まで加速する事ができます。
ライコの「きょくらいごう」でトラッシュするエネルギーは基本エネルギーであれば何タイプでも構わない為、最大で210ダメージを追加する事が可能です。
更に「かがやくゲッコウガ」に加速すれば「げっこうしゅりけん」によるベンチ狙撃も狙える上に、自身も「あくうのうねり(2エネ・最大260ダメージ)」というコスパの良い技でサブアタッカーとして戦う事も可能。
ライコの火力向上、「エネの消耗が激しい」というライコの弱点の両方をカバーできる非常に優れたポケモンとなっています。
以上がタケルライコの特徴やデッキレシピ、戦い方のご紹介になります。
ドラパルトという1枚が登場しただけで環境がガラッと変わり、そのドラパルト自身もメタにより負ける可能性が十分にあるという非常にカオスな環境。
そんなカオスな環境ながら、こうして過去に登場したポケモンが再び注目されるというのがポケモンカードゲームの素晴らしい所だと思います。
強いデッキをどんどん組んで流行に乗るのも非常に大事ですが
自分が気に入ったポケモン達を使い続けるのもまた強さを極める大切な要素なのではないでしょうか。
ちなみにルギアデッキには…根性で勝ちましょう
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