どうも、ほんまぐろです。
2021年10月28日にWii Uで発売されたホラーゲーム「零~濡鴉ノ巫女~ リマスター版」が発売となります。
引用:ファミ通
Wii Uでの発売が2014年なので、実に7年越しのリマスターとなります。
それまでは多少間は開きつつもコンスタントに新作を出していた同シリーズですが、この濡鴉ノ巫女を境にパッタリとゲーム展開がなくなってしまっていたので、零が現代クオリティで蘇ってくれることが非常に嬉しい。
そもそも初代零が2001年に発売された実に20年にも渡って愛され続けているこのシリーズ、一体どういうゲームなのか?
今回はそんな零シリーズの魅力と、各ナンバリング作品のざっくりとしたあらすじや見どころを紹介していきたいと思います。
王道の恐怖体験
零シリーズの大きな特徴と魅力の一つ。
それは「見事なまでの和風ホラー」という点。
通常ホラーゲームというと、バイオハザードのように屈強なゴリラ達があらゆる火器と拳でモンスターをなぎ倒していくアクション要素が濃いゲームが多いですが、零シリーズに登場する主人公達は総じて一般男性や非力な少女達です。
霊感の強さや霊媒体質やエロいコスチュームなど多少現実とは乖離している点もありますが、基本的にはスぺランカー並みに戦闘力皆無です。
そんな人々が襲い掛かる怪異や怨霊から必死に逃げながら謎を解いていく。
その構成やジメッとした気持ち悪さ・怖さ、間接的に怖がらせて来る演出etc…
「リング」や「着信アリ」などの和風ホラーをゲームとして楽しむことが出来る唯一無二の作風なのです。
「ならリング観ればいいじゃねぇか」と考える人もいると思いますが、勿論映画と違うゲームでしか味わえない楽しみが存在します。
それが「射影機」を使用した戦闘システム。
斬新な戦闘システム
零シリーズには総じて「射影機」と呼ばれるカメラが登場します。
この射影機には霊的な存在を映し出す機能があり、その機能を用いて霊の記憶を読み取ったり悪霊を映すことでダメージを与える事ができます。
攻撃方法は
「構える」→「悪霊をフレームに収める」→「ボタンを押して撮影」と非常に単純。
しかし、ただ闇雲に撮影しても微々たるダメージしか与える事が出来ません。
相手が襲い掛かってくる瞬間にシャッターを切る事で大ダメージを与えたり連続でシャッターを切るコンボが出来るフェイタルフレームと呼ばれるシステムが存在します。
つまり
画面越しに悪霊が襲い掛かってくるのをギリギリまで見続けなければいけないという事なんです。
バイオであれば相手を発見したら先手必勝で爆殺するなりハチの巣にすれば怖い思いをせずに済みますが、零シリーズは相手が攻撃してくるまで動くこともできません。
このシステム考えたやつアホちゃうか?(褒め言葉)
このレンズ越しの映像とシャッターチャンスを上手くホラーゲームに落とし込んだ戦闘システムこそ、零シリーズ最大の特徴であり魅力というわけなんです。
魅力的な女性陣
和風ホラーと言えば?
「ジメッとした怖さ」の他にもう一つ大きな特徴がありますよね
そう、「魅力的な女性」です。
リングに松嶋菜々子、着信アリに柴咲コウ、ホラー映画に美しい女性はオムライスにケチャップが必要なのと同レベルで切っても切れない要素になります。
その例に漏れず、零シリーズには主人公達として非常に魅力的な女性達が多く登場します。
初代主人公である女子高生・深紅や2主人公の幼い姉妹・澪と繭、3主人公の女性カメラマン・怜etc…
長年美少女を描き続けてきたコーエーテクモの力により生み出された実に多彩な女性たちが物語を彩ります。
恐怖体験によるドキドキと美少女達のお色気によるドキドキ
2つの感情によって最高のドキドキ感を得る事が出来るのです。
自分で書いていてキモいという自覚はあるのでご容赦ください。
良質なストーリー
戦闘やキャラクター人気だけで20年も続くコンテンツに成長させることなど不可能。
それらの要素を支える屋台骨となるストーリーも非常に良質です。
作品毎に時代背景や詳細は異なりますが、シリーズを通して
- 日本家屋や山奥の村等が舞台
- 生贄や儀式などの土着的風習が色濃く残っている
- そんな悲劇によって生み出された呪いや謎を解く為に動く
という要素を基本としています。
何らかの理由により非業の死を遂げた悪霊達の過去を探り、それを必死に導こうとする主人公達のシナリオは非常に感動的です。
美少女の鎖骨に興奮していた自分でさえ最後は涙ぐんでしまう程なので、その完成度は折り紙付き。
そんな各作品のあらすじと舞台を軽くですが紹介致します。
零 ~ZERO~
記念すべき第一作。
主人公・雛咲深紅は失踪した兄を探すべく彼が最後に訪れた氷室邸を訪れますが、そこは多くの怨霊が蔓延る廃屋と化していました。
1作目という事もありバイオ初期を彷彿とさせるラジコン操作等まだまだ粗削りな部分がありますが、前述したフェイタルフレームシステムは既に完成しており非常に高いクオリティを誇ります。
舞台となる氷室邸も朽ちた日本家屋として作られており、非常に雰囲気満点。滅茶滅茶怖い。
零 ~紅い蝶~
第二作目。
山奥の廃村を舞台としており、双子が重要な要素となる儀式「紅贄祭」にまつわる悲劇と、それに巻き込まれる澪。繭姉妹の活躍を描きます。
儀式そのもののえぐさや2人の絆がよく描写されており、見ごたえは抜群です。
Wiiでリメイクが発売されているため、元のPS2版よりはそちらのほうが手に入りやすいかもしれません。
零 ~刺青ノ聲~
第三作目。
自身が起こした交通事故で婚約者を亡くした女性カメラマン・黒澤怜は、「眠りの家」と呼ばれる心霊スポットで撮影した写真に死んだ婚約者が映っているのを発見し、その日からその廃屋や見知らぬ家を彷徨う夢を見だします。
過去作の舞台となった氷室邸や主人公だった深紅、紅い蝶の主人公である姉妹の叔父が登場するなど、過去作の総決算的な位置づけとなっています。
夢の出来事だった怪異が現実を少しづつ侵食してくる恐怖感が半端なく怖い。間違いなくトイレに行けなくなります。
零 ~月蝕の仮面~
第四作目。
舞台となる朧月島で行われる祭り「朧月神楽」の最中に少女5人が神隠しに会い、その後無事発見されました。月日が経ち、5人のうち2人の少女が手で顔を覆い、泣き叫ぶような形相で死亡しているのが発見されます。
残った3人の少女は2人の死の真相と神隠しで失った自身の記憶を求め、再び朧月島を訪れます。
舞台はなんと廃病院。やめてよ…
しかも零シリーズ特有の和風ホラーを取り入れた廃病院。なんでそんな酷い事するの…
wiiのリモコンを使用した直観的な操作が非常に面白く、そして没入感が凄い。
【追記】
2023年、リマスター版が発売されます!!
零 ~濡鴉ノ巫女~
第五作目。
霊山として畏れられる「日上山」を舞台に、自殺を試みた少女・夕莉と過去作主人公である深紅の娘・深羽、そして作家の連の3人を主人公として怪異の謎を追っていきます。
Wii Uをハードに移したことによりグラフィックは大幅に向上。
今作では「水」が物語のカギとなっており、ストーリーだけでなくシステム的にも非常に重要な存在となっています。
濡れた衣服が肌にピッタリ張り付く描写の気合の入れようは異常。
テクモよくやった(敬礼)
リマスター版も要チェック
以上が零シリーズナンバリング作品の大まかな紹介になります。
どの作品も非常に斬新な戦闘システムや深いシナリオで今遊んでも十分楽しむことが出来ます。
ただ、PS2やWiiがハードである為遊べないという方も多いかなと思います。
なので是非!
10月発売予定の 濡鴉ノ巫女 リマスター版をチェックしてみてください。
更に向上したグラフィックで、極上の恐怖体験とお色気体験を味わうことが出来るはずです。
コメントを残す