1周年を迎えるポケモンマスターズの行末

どうも、ほんまぐろです。

2019年8月28日にDeNAよりリリースされたスマートフォン用ゲームアプリ「ポケモンマスターズ」が1周年を迎える事となりました。

リリース開始からコツコツとプレイしてきた自分ですが、1周年を迎えるにあたって色々と思うところがありますので、今回はそれをツラツラと書いて行こうかと思います。

 

ポケモンマスターズとは?

DeNAよりリリースされたスマートフォン用アプリです。

ポケモンのアプリは結構ありますが、この作品が他と違うのはポケモンと同時にポケモントレーナー達がピックアップされているという事です。

トレーナー達は特定のポケモンとタッグを組んでバディーズとなり、そのバディーズを3組としてバトルを攻略していくのが基本の流れとなります。

ポケモンという作品はポケモンの育成や対戦に加えて個性的なトレーナー達との交流も大きな魅力の一つとなっており、そんなトレーナー達に焦点が当てられているという事もあり、配信前は大きな話題となりました。

そんな期待の声に押される形でリリースされた今作ですが、リリース当初の評判はハッキリいってよろしくありませんでした。

 

 

 

 

というより

最悪といっても過言ではないレベル。

大小様々な問題が重なり合い、まともに遊ぶ事さえ出来ないほどでした。

まずは「どういった点が問題になったのか?」を何点かご紹介致します。

 

ポケモンマスターズ 今までの問題点の一部

  • 絶望的なつまらなさ

「遊べるコンテンツが少ない」というのはサービス開始初期のソシャゲではよくある現象ですが、ポケモンマスターズではそんな生優しいレベルではありませんでした。

メインとなるシナリオは極薄、最初に配信されたグリーンイベントは誇張抜きで一瞬で終わる内容

カルピスを極限まで薄めたような内容のものが殆どであり、とても遊べたものではありませんでした。

また、コレらに付随する戦闘の難易度の高さも問題。

当時メインコンテンツであったマルチプレイは1つ技選択をミスするだけで即座にパーティが崩壊するレベルの難易度を誇りその割に報酬がまったく魅力的ではないなど非常にアンバランス。

前述したグリーンイベントに至っては同時にガチャに実装された目玉キャラのグリーンが雑魚過ぎて役に立たない始末。

最早米のとぎ汁をカルピスと称して飲ませられているレベル。

とてもではないが味わう事など出来ませんでした。

 

  • 頻発する不具合とそれ以上のナニカ

 こちらもソシャゲではよくある不具合やバグの頻発ですが、例によってポケマスは格が違いました。

その代表的なものが「カミツレ誤実装事件」

コレはガチャに実装される予定だったキャラクター「カミツレ&ゼブライカ」が、本来実装される日よりも前にガチャから排出されてしまった事件です。

カミツレというポケモンシリーズの中でも人気なキャラクターである事

ガチャの提供画面に存在しないキャラクターが排出されてしまうという事=プレイヤーの見えない部分で確立操作しているのではないか?という事

などの問題点により大炎上。

後述しますが、直前に運営プロデューサーが現状に対して謝罪し、心機一転頑張っていきますと表明した直後に起きた問題ということもあり、更に大炎上。

この辺りを境に、配信直後はセールスランキングで1位を獲得していた勢いも急速に落ちていき、あっという間にランキング外となってしまいました。

 そんな醜態に流石のDeNAも焦ったのか、運営プロデューサー自ら表舞台に立ち謝罪文を公表しました。

開発側の人間が公表する謝罪文としては異例の超長文であり、かなり焦っていたことが伺えます。

どれほど長いかは下記に引用させて頂くので、実際にご覧ください。

https://pokemonmasters-game.com/ja-JP/announcements/Other_M2_W2_1

引用:DeNA

 

  • 最強の刺客、現る

その後も様々なバグや不具合を連発していくポケマスですが、ある日決定的な出来事が起きます。

それは、コレまたソシャゲ界隈ではよくある強さのインフレに関する問題。

ポケマスリリースから半年たった2月28日、ハーフアニバーサリーのイベントにてあるキャラクターが実装されました。

それが「レッド&リザードン」

  1. 初代ポケモンの主人公であり、高い実力とカリスマにより抜群の人気を誇る
  2. ハーフアニバーサリーという記念すべき日に実装される
  3. ゲームオリジナルの衣装である「マジコス」を纏った限定キャラ

などの点から、プレイヤーは大きな期待を持って実装を待ちました。

そして満を持して登場したレッド&リザードンはプレイヤーの予想を遥かに上回る強さで登場。

既存のキャラクターを圧倒的に上回るキャラパワーで蹂躙し、炎タイプよろしくポケマス界を焼け野原へと変貌させました。

プレイした事ない人にもわかりやすくドラゴンボールで例えると、子供の悟空とピッコロ大魔王が戦っている最中にフリーザが襲来してデスビームで蹂躙していくようなものです。

ハッキリいって次元が違いすぎました。

以降、8月現在までの全てのイベントはレッド&リザードンで余裕のクリア可能状態。

どれだけ難しいイベントが来ようが、魅力的なキャラがガチャで登場しようが

「レッドでよくね?」

の一言で終わる世紀末ワールドへ突入。

当然ガチャを引く人が減り、ただでさえ低空を彷徨っているセールスランキングが更に低くなってしまう状態に。

 

絶望と希望

以上が大まかな問題点になります。

コレでもかなり要約しており、実際には数え切れないほどの不具合・バグ・運営の不手際が1周年というステージまでの途中に散りばめられております。

そんな汚い大人の階段を登ってきた自分が学んだことは、DeNAは学習能力が皆無という本当に身も蓋も救いようも無い結論でした。

全てが手探りなソシャゲ黎明期ならいざ知らず、高い完成度を誇るアプリや大きな失敗を犯してきたアプリ等の優秀なサンプルがそこら中にある2020年にもなって、よくまぁここまでワンダフルな運営ができるもんだと感心しました。

 

が、しかし

ポケマスにも勿論いい部分は存在します。

トレーナーに焦点を当てたゲームは現状存在しておりませんし、そのトレーナー達のモデリング造形も非常にハイクオリティです。

戦闘中に流れるBGMも過去シリーズの名曲達をうまくアレンジしており、素敵なモデリングと合わさって楽しませてくれます。

謝罪文公開から繰り返されるアップデートにより、以前と比べればかなり快適に遊べるようにもなりました。(それでも色々と悲惨極まりない部分は残っていますが)

1周年を節目にタイトルをポケモンマスターズEXへと変更し、新要素が次々と投入されるそうです。

 

 

まぁ

 

タイトルが変わっても相変わらず遊び辛いし、既存の膨大な問題点に目を背けて望んでもいない新要素をボンボン取り入れているあたり絶望しかないんですけどね

 

 

あくまで1ポケモンファンとして生暖かい目で見守りつつ楽しんで行きたいと思います。

 

絶望の中に存在する希望(キャラの素晴らしさ)を求めて

 

 

 

 

希望は、前に進むんだ!

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