祝25周年!ニンテンドー64の魅力とおすすめ名作を振り返る

どうも、ほんまぐろです。

2021年6月23日でニンテンドー64が25周年を迎えます。

おめでとうございます!

自分が小学校低学年の頃に発売された名ハードですが、もうそんなに経ってしまっていたんですね…。

これから先自分が慣れ親しんだゲーム機や作品が時代の節目として紹介ラッシュになると考えると胃がチクチクしますが、それでも長年楽しませてくれたゲーム機達に感謝せずにはおれません。

今回はそんなアニバーサリーを迎えるニンテンドー64の魅力と、そんなハードを支えた名作たちをご紹介します。

 

ニンテンドー64の魅力

詳しい数字は省きますが、同時期に活躍していたプレイステーションやセガサターンを上回る性能を誇っていました。

ただ、そのプレイステーションが余りにも強すぎて圧倒的なシェアを誇っていた為あまりパッとせずに次世代機であるゲームキューブへと引き継がれていった記憶があります。

だからと言って64がダメハードかと言われると圧倒的NOです。

その1番の魅力、それはなんといっても4人対戦でしょう。

当時のゲーム機はネット対戦という概念が存在せず、基本的に友達の家で肩を並べて遊ぶのが基本でした。

その場合も基本的に2人対戦がデフォルトで、一家に一台と謳われたスーパーファミコンでさえ4人対戦をするには専用のマルチタップが必要でした。

このボンバーマン型マルチタップは当時の小学生男子にとってはゲームボーイの通信ケーブルと並んで憧れの象徴であり、これらを持っているかどうかで遊びの誘いが来るかどうかが劇的に変わるほどです。

遊び予約表まで出来るレベル。あの頃が人生のピークだった

そんな時代にデフォルトで4人対戦が可能になった衝撃は計り知れません。

ガキA「おい!放課後うちでマリカーしようぜ!」

ガキB「いいね!俺ポテチ持ってくわ!!」

ガキC「俺はマリオパーティ持ってく!!」

ガキD「俺スマブラ買ったから持ってくww」

ガキA~C「おおおおぉぉ!!いいねぇ!!」

ガキE「俺も行きたい!!w」

ガキA~D「え……(目配せ)」

 

同世代ならこんな場面に遭遇したことも何度かあるはず

我々の世代に口達者な者が多いのは、子供の頃からこういうガキEを説得してきたからです。

当時の小学生男子は潜在的に「遊ぶ人数は4人まで」と刷り込まれている人が多いと思います。

5人目になった選ばれしEのみスネ夫に石を投げてよい。

 

ハードを支えた名作達

そんな高性能や画期的な4人対戦等、ゲーム史に残る偉業を成し遂げてきたニンテンドー64。

勿論スペック面の実力のみで歴史に残れたわけではありません。

そんなスペックを元に世に送り出された名作があってこその名ハードです。

今回はそんな思い出に残る名作達を当時の思い出と共に紹介していきます。

 

  • 【スーパーマリオ64】

記念すべき3Dアクション系マリオゲームの1作目。

そして全ての3D箱庭アクションゲームの基礎を築いた、歴史に残る偉大な作品でもあります。

2Dの横スクロールだったマリオがたった1作でここまで進化するとはだれが想像できたでしょうか…。

圧倒的な自由度とアクション性は、1作目ながらにして抜群の完成度を誇っていました。

ステージもバリエーションに富み、子供ながらに「探索しているだけで楽しい」という感情を教えてくれた名作です。

 

 

 

 

水中ステージと窒息シーンの怖さはガチ

この怖さを克服するために自分はスイミングスクールに通うことを決心しました。

 

  • 【マリオカート64】

友情破壊兵器

スーパーファミコンで大ヒットを記録したレースゲーム。

ハードを64に移したことで4人対戦が可能となり、バトルモードがリアル喧嘩も含めて大いに盛り上がりました。

特に盛り上がったのが風船バトル。

従来の2人対戦ではすべての風船が割れた瞬間にゲーム終了となりましたが、今作では4人対戦なので最初に風船がなくなったプレイヤーはばくだんミニカーに変身。

 

風船バトルの会場は一瞬にして自爆テロの恐怖に包まれます。

ばくだんミニカーになるとアイテムが使用不可になりますが、「ゲームオーバー直前にアイテムに触れる事でその分は使用できる」というテクニックが存在する為、運が良ければ「緑甲羅×3を装備したばくだんミニカー」という目も当てられない最恐装甲車が完成します。

 

ぶっちゃけこれで相手を追いかけまわしている時が一番楽しかった。

これで涙目になった友達を笑う→リアル喧嘩に発展が当時のデフォルト。

 

  • 【任天堂オールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ】

友情破壊兵器・改

今や任天堂を代表する看板ソフトにまで上り詰めたスマブラシリーズの第1作。

マリオやピカチュウ、カービィやリンクなど任天堂を代表するキャラクター達がリアルタイムで動き回り、そして盛大に吹っ飛ばしあう。

当時はクロスオーバー系のゲームもそんなに多くなく、ただでさえ珍しいうえに人気キャラクター達が大集合するとあり、当時のキッズ達の中ではもはや義務教育のレベルで慣れ親しんでいました。

スマブラが強いだけで周りから尊敬された時代である為、みんな必死に練習していました。

特にカービィ、フォックス、見たことないオリジナルキャラキャプテン・ファルコンの3体はその使いやすさ・強さから絶大な人気を誇り、そんなキャラクターを使い込んだキッズにボコられて不貞腐れたキッズがわざと落ちたりドンキーで道連れしだしたりするのがお決まりのパターンです。

強キャラで友人たちをなぎ倒し「あいついるとつまんねーから呼ぶのやめよーぜー」とハブられるか

わざと弱キャラを使って接待プレイをし「あいつは弱いからいてくれると助かるw」という愛されキャラを狙って遊びの機会を増やすか。

 

 

スマブラは当時のキッズに処世術を叩き込んでくれた作品でした。

もはやゲームの範疇ではない。強さとは孤独である。

 

  • 【007 ゴールデン・アイ】

友情破壊兵器・極

FPSというジャンルが家庭用ゲーム機でまだ浸透していなかった時代に、洗練された操作性とゲーム性でFPSを爆発的に普及させた超名作。

オーソドックスなストーリーモードと何よりも盛り上がる対戦モードが売り。

マシンガンやロケットランチャー、当たれば1撃KOの黄金銃etc…多様極まる重火器で行う4人対戦は本当に盛り上がりました。

マシンガンでヒャッハープレイをするのも良し

スナイパーライフルで獲物を仕留めるクールな狩人プレイをするも良し

リモコン爆弾を設置しまくってトイレに立てこもるチキンプレイも良し

リスポーン地点にリモコン爆弾を設置して復活した瞬間に爆殺する極悪プレイで恨みを買うのも良し

 

様々なプレイスタイルで楽しむことが出来ました。

個人戦なのにいつの間にか3対1になっていたり、普段からいけ好かない奴を「あいつ倒そーぜww」とおふざけを装って血祭りに上げて復讐したり…

 

007は当時のキッズに処世術を(以下略

 

  • 【マリオパーティ】

スティック破壊兵器

スーパーファミコンの頃から人生ゲームやドカポン等のパーティゲームは存在していましたが、やはりデフォルト4人対戦とパーティゲームの相性は抜群でした。

お馴染みのマリオキャラクター達を操作し、様々なミニゲームでコインを稼いでいくパーティゲームですが、このゲームには致命的な問題が存在しています。

それはスティックをべらぼうに酷使する事。

スティックをグルグル回す系のミニゲームが多く収録されており、ただでさえ普通のコントローラーと比較すると脆い作りになっている64のコントローラーとは相性抜群であり最悪。

特に手のひらをスティックに押し付けて回すタイプの方法は摩耗具合が凄まじく、友達のコントローラーでやると蛇蝎の如く嫌われます。

やっぱりお前も友情破壊兵器だったか…。

 

  • 【ポケモンスタジアム】

初代ポケモンスタジアムはちょっと微妙な対戦ツールという位置づけでしたが、2および金銀は対戦要素の充実具合が大幅に増し、名作となりました。

特に面白かったのがミニゲーム

たかがミニゲームと思いきや4人で遊べる多種多様なミニゲームが豊富に用意されており、このミニゲーム単品で一作ゲームが作れてしまうんじゃないかと思えるレベル。

64の特徴的なコントローラーをフルに活用できるミニゲームの数々は盛り上がる事間違いなしです。

ただ、マリオパーティ程ではないにしろスティック破壊成分を含んでいる為、調子に乗ってグルグルやっているとあっという間にスティックがイカレます。

そして友情も壊れる。死の商人・任天堂

 

  • 【ピカチュウげんきでちゅう】

専用のマイクを使って画面内のピカチュウに呼びかけてコミュニケーションをする対話ゲーム。

タモさんしか使わなさそうなダサい専用マイク以外は非常に完成度の高いゲームで、「あのピカチュウと会話できる!」という楽しさは2021年になった現在でも中々できない体験です。

ただ流石に64という事もあり、当時の技術では完璧なコミュニケーションは中々とりづらかった。

その例の一つがゲーム内で遊べるスイカ割り。

帽子で目隠しされたピカチュウに「右!」とか「正面!」と伝えてスイカの元まで導く事がルールなのですが、これがまぁ全然いう事を聞かない。

右だって言ってるのに左にフラフラ行くわ正面だって言えば右に曲がるわでイライラ度が凄かったです。

「ピカチュウ!右!右!そうそう…正面!…!右!右!!右だって言ってんだろ!!右オラァ!ピカチュウ右オラァァァ!!!くそネズミオラァァァ!!右!!」

と、ヒートアップしてしまう事間違いなし。

子供の頃からしつけの大変さを教えてくれる非常にお行儀のよろしいゲームです。

 

  • 【ポケモンスナップ】

レールの上を自動で動きながら、思い思いに生活するポケモン達を撮影するという、ありそうで中々ない斬新なゲーム。

魅力的な多くのポケモン達を抱える任天堂だからこそ生み出せた作品だと思います。

こちらに関しては20年以上経って待望の新作がswitchで蘇りました。

こちらも元祖に負けず劣らずの名作なので、気になった方はぜひ手に取って頂ければと思います。

 

  • 【カスタムロボ】

帰ってきた友情破壊兵器

メダロットや段ボール戦機等、自分好みにパーツをカスタマイズして戦わせる作品のパイオニア的な存在だと思います。

磁石のS極とN極が引かれ合う様に、キッズとロボットもまた引かれ合う運命にあります。

そんなキッズ達にとって自分だけのロボットを作成し、それを自由に動かして戦わせる事が出来る今作に燃えないわけがない。

勿論パーツの吟味や操作テクニックにより腕前が激変する為、繰り返される一方的な虐殺に耐えかねた友人との間でリアル喧嘩に発展する事もあります。

争いの歴史は何度だって繰り返される…。

 

  • 【星のカービィ64】

カービィの代名詞とも呼べるコピー能力を発展させた、「コピーミックス」が特徴のゲーム。

2つの能力を組み合わせて多彩な能力を作り出してステージを攻略するのがすごく楽しかったです。

【スパーク+カッター】でライトセーバーを作り出したり

【バーニング+スパーク】で下敷きで頭を擦って炎上させて突撃等という、一部の人が見たら発狂しそうなネタ能力など本当に多種多様です。

残念ながら4人プレイまでは出来ませんでしたが、64はパーティゲームだけではないんだという事をよく教えられた作品になりました。

 

誰もが望む今後の展開

上記の10作品はあくまで自分にとって最も思い出深い作品であって、これ以外にも多くの名作・傑作が送り出されました。

これらの名作を通じて我々キッズは時に笑い、時に無き、時に喧嘩をし、時に殴り合い、時に罵り合う多くの経験を得てきました。

そんな思い入れの深いハードなので、ぜひともニンテンドー64ミニを出してほしい。

上記の画像は適当にネットから引っ張ってきたのですが、「64 ミニ」と検索するだけで秒で出てくるくらいゲーマーから望まれているという事なんだと思っています。

ミニスーファミやミニPS等、ミニ系のグッズはビジュアルとしても非常に素晴らしいのでぜひ飾りたい。

そしてもう一度手のひらでスティックをグリグリさせて欲しい。

最後になりましたが、ニンテンドー64の25周年

本当におめでとうございます!

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