これぞ名作 新すばらしきこのせかい プレイ感想(ネタバレ有り)

どうも、ほんまぐろです。

7月27日に発売された「新すばらしきこのせかい」

こちらをクリアしましたので、感想を書いていきます。

途中からストーリーや登場キャラクターに関してネタバレ全開となりますので、ご注意ください。

 

グラフィック・BGMに関して

前作「すばらしきこのせかい(以下すばせか)」はニンテンドーDSでのソフトであった為、基本的に2Dでの描写となっていました。

この2Dも非常に味があっていいのですが、今作では現世代機であるswitch・PS4の性能に合わせてフル3Dとなっています。

そのおかげで臨場感は段違いに向上しており、スクランブル交差点やスペイン坂、センター街や道玄坂等、現実の渋谷とほぼ同じスケールでマップが再現されております。

「コロナ禍で東京観光できない人はぜひ本作で楽しんでください!」と言わんばかりのリアルさです。

どれくらいリアルかって言うと、マップがあるにもかかわらず「道玄坂ってどう行くんだ…?」とか「ヒカリエってどっちだ…?」なんて迷ってしまうレベル。ふざけんな。

そんなグラフィックと共に特記すべきなのがBGMの素晴らしさ。

前作で徹底的に拘り抜いて製作された「渋谷を歩いていると聞こえてきそうなBGM」は今作でも健在です。

どのBGMも非常に印象的で、メニューやマップを切り替える毎に代わる為飽きません。

 

戦闘システムに関して

前作はタッチパッドや画面を使用した直観的な操作が特徴でしたが、今作は各ボタンに設定されたバッジアクションを使用するオーソドックスなアクションRPGスタイルです。

ただ、オーソドックスと言っても陳腐方面ではなく王道方面非常に完成度が高く抜群に楽しい戦闘でした。

タイミングよく各ボタンの攻撃を当てる事でシンクロゲージが貯まっていくのですが、その際のヒットストップが非常に気持ち良い。

バッジアクションも非常にバラエティ豊かで、射撃や斬撃だけでなくトラップや投擲、レーザー、シールドなど実に多彩です。

射撃でけん制しつつ打ち上げ技で豪快に打ち上げ、空中で連続切りを決めつつトドメの一撃で叩き落す…

といった一連の動きが完璧に決まった時の爽快感が尋常ではない。

今作はステータス成長要素に食事をとる必要があるのですが、その為に戦闘で満腹ゲージを消費しなければならず、必然的に戦闘を繰り返す必要があります。

普通であれば面倒な作業ですが、前述の通り戦闘が凄く楽しい為全く苦にならず、ストーリーそっちのけで戦闘と食事を繰り返すドラゴンボールのZ戦士達みたいな生活を送っていました。

食事のイラストが非常によくできていて飯テロ性能が高いのも高ポイントです。

  

新キャラクターに関して

今作で新たに登場し、死神ゲームに巻き込まれ、チームを結成した主人公・リンドウとフレット、ナギの三人

詳しくは個別に描きますが、 三人とも現代の若者を表す要素が多分に取り入れられたキャラクターだと感じました。

 

【リンドウ】

リンドウが象徴するのは「主体性の無さ」

自身で物事を決めることが出来ず、周りの意見に流されたり安易に他者に答えを求めようとする姿は、IT技術の発達により情報が溢れ簡単に正解を教えて貰えるようになった現代社会で、そんな環境に慣れたせいで自分から答えを求め切り開いていこうとしなくなった現代人のソレと非常に似ているなと感じました。

そんなリンドウが多くの人と出会い、渋谷崩壊の危機に向かって徐々に成長していく姿は見ていて非常に心地よく、終盤の渋谷崩壊回避の為に奔走する姿は「成長したな…」と感慨深いものがあります。

 

【フレット】

フレットが象徴する要素は「合理・現実主義」

自身の感情を表現する事を嫌い、その場の雰囲気に合わせた模範的な最適解を表現したがる姿は人と人との繋がりが軽薄になった現代社会における若者のテンプレのようなチャラさ要素だなと感じました。

そんなフレットがカノンさんとの出会いを通じて自身の心に素直に向き合うようになる、というのもテンプレながら燃える要素です。

固有のサイキック「リマインド(自身が思い描いた事象を相手に思い出させる能力」で思い出す為の絵が凄く雑なのが個人的にギャップ燃えでした。

パーティメンバーの中では愛嬌がよく、リンドウがむっつり大人しい事もあってストーリーにおける進行役ともなる為よく目立ち、個人的に一番好きなキャラクターです。

 

【ナギ】

ナギが象徴する要素は「デジタルネイティブ」

生まれた時からスマートフォンが手元にある時代、インターネットでのバーチャルコミュニケーションに長ける一方、面と向かっての会話のキャッチボールには苦戦しがちという典型的なIT現代人。

というかネットオタクそのもの。

登場からアクセル全開でネット用語をぶちまけてくるため正直引いてました。

数少ない女性パーティメンバーをこの個性から手足が生えたようなキャラにするとか、スクエニ冒険心が過ぎるぞ…。

ただ、瞬間的な直接会話と違い毎回のやり取りに熟考を必要とするバーチャルコミュニケーションを多用してきた関係上、人の気持ちや場の空気を読むことに長けており、失った大切な人と同じ見た目の敵を倒して落ち込む味方に対して

好きなゲームを進めて気を紛らわせようとする

・見た目は同じだが中身は全くの別物、つまり別物!と発破をかけてフォローする

等、その特徴を活かした気配り行動で非常に人間味にあふれたキャラとなりました。

 

【ショウカ】

パッケージに描かれていた為、早々にパーティーインするだろうといわれていた死神娘。

正直最初はダルそうなテンションに憎たらしい煽り顔、現実世界で見かけるけど話しかける勇気はないファッション等、あまり好きではありませんでした。

しかし中盤以降はデレにデレ、加速度的に可愛さを増していきました。

終盤にかけてのヒロインっぷりはすさまじいです。

 

旧キャラクターに関して ※ネタバレ有り

注意※

ここから先はネタバレを多分に含んでおります。ご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【旧パーティメンバーに関して

前作であるすばせかの登場人物も多く登場している本作。

パーティメンバーの一人だったビィトは顔は隠されていたものの、パッケージのガタイと髪の色でかなり早い段階で想定されていました。

そして主人公・ネクも前作ラストで意味ありげな退場となった為出るだろうと想定できていました。

 

しかし…

 

まさかシキの素顔が完全に公開されるとは思ってもいませんでした。

正直エリちゃんの姿(前作での容姿)よりもこっちのほうが好きなんですけど…。

いや分かってましたよ。素顔だって十分可愛いだろうなって。

だって美男美女のスクエニだし、ゲームだし。

これでちびまる子ちゃんのみぎわさんみたいな目つきのキャラ出てこられても戸惑いと絶望しかないですし。

今作に至るまで決して描かれなかった顔が拝めて、個人的にこれだけで買う価値ありだと思います。

ネクとシキの再会シーン

我々プレイヤーの目線でいえば14年ぶりの再会となります。

ずっとシリーズを追い続けてきたファンが報われた瞬間でしょう。

あとミナミモト様は相変わらずゼタ煩いし意味不明だった。

 

シナリオに関して ※ネタバレ有り

前作のリマスターであるFINAL MIXにて追加されたエピソード「A NEW DAY」でチラッとかつ続編をぷんぷん匂わせながら登場したツグミを始めとした新宿死神達が軸となるストーリーでした。

前作ラストに登場したインバージョンという言葉の意味であったり、消えたネクの帰還等、「新」の名を冠してはいましたがしっかりとすばせかの続編として話を纏めてくれたかなと思います。

もちろん過去作のキャラだけではなく、今作から登場する新キャラクター達も物語を大いに盛り上げてくれました。

ラスボスに対抗すべく渋谷の人々のソウルを活性化させる「オールリマインド作戦」は、フレットやナギ達新キャラとネク達前作キャラの固有能力を総動員した非常に燃える名シーンだと思います。

今回渋谷を乗っ取った新宿死神達を陰から操る存在として執行者や天使といった更なる高位次元の存在がピックアップされました。

全ての黒幕だった割に速攻で消し飛ばされたクボウや、クボウを超える更なる高次元の存在と思わしき御鍵 映月の登場等、今後更なる続編が期待できる終わり方だったかなと思います。

気になった点はあまりないですが、強いて挙げるとすれば新宿死神達の影が薄かった事でしょうか。

終盤味方として加勢するまではススキチ以外地味でしたし、前作ラストで意味ありげに出ていたツグミも結局はあまり目立たずにシィバと新宿跡地に帰ってしまいました。可愛いから許すけど

 

総評

前作すばらしきこのせかいから約14年振りの続編となった今作。

途中リマスター版を挟んだものの、本当に久しぶりかつ待望の続編だった為非常に期待していましたが、その分ハードルも高くなっていた為消化不良で終わらないかの不安も大きい作品でした。

しかしふたを開けてみれば魅力的な渋谷のロケーションと探索、相変わらずのハイクオリティなBGM、単純だが奥深く爽快な戦闘システム、個性極まる仲間達、前作キャラの再登場とその後の話しのフォローetc…

どの方面で見ても非常に満足度が高い、文句なしの傑作でした。

この調子で今後ともすばせかシリーズを大いに盛り上げて欲しいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。