【ネタバレあり】神ゲー!バイオハザードRE:4 プレイ感想・評価

どうも、ほんまぐろです。

2023年3月24日に発売された「BIOHAZARD RE:4」

こちら【PS5版】をクリアしましたので、その感想を書いて参ります。

初回のプレイ時間は依頼や探索をしっかり目に遊んだ上で約17時間となりました。

内容はネタバレ全開となっておりますので、未プレイの方はご注意ください。

 

グラフィックに関して

クオリティは非常に高かったです。

バイオハザード7で初陣を飾ったREエンジンによる高い描写能力が遺憾なく発揮されています。

リメイク前からしてハイクオリティなゲームでしたが、それを現代技術でしっかりと再構築してくれた印象です。

特にバイオ4はそれまでのシリーズから良くも悪くもアクションゲーム方面へ大きく舵を切ったゲームでもあります。

迫りくる無数の信者をなぎ倒したり、燃え盛る小屋の中で異形の怪物と対峙したり等…

グラフィックの高さがダイナミックなアクションの迫力と楽しさを倍増させてくれています。

また、決してアクションだけと言えないのもバイオシリーズの素晴らしいところ。腐ってもホラーゲーム。

薄暗く不気味な廃村や古城、無惨に物や血が散乱している地下施設等、恐怖感を掻き立てるシチュエーションにもグラフィックの良さが活きています。

 

特に中盤で発生するアシュリーを操作するシーン

薄暗い暗闇をカンテラの明かりのみで彷徨ったり執拗に追いかけてくる鎧イソギンチャク達から逃げ惑うシーンの怖さは尋常ではありません。

見切れてるぞクソ野郎

零シリーズの様な無力な人物が怪異から必死に逃げ惑う恐怖感をREエンジンのグラフィックで堪能できるのは非常に嬉しい。

アシュリーが原作以上に繊細な人物になっているので、鎧に追われている時の悲鳴やリアクションが生々しくより恐怖心や焦りを倍増させているのもGOOD。

 

アクションに関して

リメイク前の無印はバイオシリーズ初のTPSという事もあって非常に衝撃的でした。

しかし2023年では似たようなTPSゲームが多く出ている為流石に新鮮味には欠けます。

ただ、基本的なアクション性に関しては安定のカプコン

ハンドガンやライフルのヘッドショットで相手をぶち抜く快感やショットガンでまとめて吹っ飛ばす爽快感等、従来と変わらないバイオアクションを堪能する事が出来ます。

それを支えてるのがPS5で登場した振動システム「ハプティックフィードバック」「アダプティブトリガー」の存在。

操作シーンのシチュエーションに合わせて振動が変化する機能であるハプティックフィードバックにより、より高い没入感を体験できます。

同様にシチュエーションに合わせてLRボタンの重さが変動するアダプティブトリガーも、重火器の使用感に合わせてより没入感を高めてくれます。

これらの新機能はまさに現世代機ならではであり、リメイク前にはない大きな魅力と言えます。

 

もう一つ個人的に大きいと思ったのがQTEの大幅な減少。

リメイク前の無印は様々なシチュエーションで発生していたQTEの大半が無くなったため、非常に安心してムービーを見る事が出来ました。

バイオシリーズのQTEって「〇ボタン連打後に【〇+×】」みたいな絶妙にやりづらいQTEが多くて個人的にかなりキツかったんですが、今作ではそれらが殆どなくなっていて純粋にストーリーとアクションを楽しむことが出来ました。

更に今作はリメイク前と比べて敵の体力や行動パターンが修正され難易度が向上していると感じました。

ちょっと無駄撃ちするとあっという間に弾切れになったので、序盤は物資との戦いというヒリヒリしたサビバル感も楽しめるのではないでしょうか。

 

あとトラバサミの配置と見え難さがウザすぎてストレスマッハです。

大抵のトラバサミは喰らった気がする。レオンさん足強すぎて武装色の覇気使い説

 

キャラクターに関して

【レオン】

我らがケツアゴヒーロー

RE2の新米警官だった初々しさが消え、熟練兵士の風格が漂っています。あと何故かケツアゴが少し丸くなっている。

「泣けるぜ」という口癖は健在でしたが、リメイク前よりも性格が穏やかと言うか誠実な感じになっていてちょっと意外でした。

原作のレオンって決めるところは決めますが基本的に

 

サラザール「私の右腕を刺客に送り込みました」

レオン「え?お前手取れるの?wプークスww」

 

みたいなナチュラル煽りカス野郎なキャラに近かった気がしたんですよね…。

このどんな時でも軽口を叩くスタンスが個人的に好きだったので、誠実さというか寡黙さが強調されている本作のレオンはちょっと地味な印象を受けました。

それでも、ニヒルでぶっきらぼうながらアシュリーの事を最優先に考えて行動する精神は非常に格好いい。

こんなん惚れるわ

 

【アシュリー・グラハム】

我らが胸が核ミサイルヒロイン。

原作のミニスカートからキュロットに変更された影響で何某を拝むことが出来なくなってしまい製作陣はプラーガに頭を乗っ取られたんじゃないかと最初は疑いましたが、蓋を開けてみれば原作以上に可愛らしい部分が増えた素晴らしいヒロインとなっていました。

原作では生意気な面やわがままな面がフィーチャーされがちでしたが、今作では事件に巻き込まれてパニックになったり

化け物に追い回されて悲鳴を上げながら逃げ回ったり

プラーガに操られてレオンを傷つけてしまった事に恐怖してレオンの下を去ったり等、

よりか弱き一般人であることが強調されていたように思えます。

製作陣はようやく一般人とは何かを理解してくれたようだ。

護身術でロケランの打ち方を学んだ子が一般人であってたまるか

スカートがはく奪されてもストーリーの進行に合わせて少しずつ破れていくタイツという新たな性癖にチャレンジしてくれたスタッフに心から敬礼。

レオン(これが真のB.O.Wか…)

レオン(これが真のB.O.Wか…)

 

 

レオン(泣けるぜ…)

 

そんなセクハラ隊長レオンの心の声が聞こえてきそうなくらいビジュアルは最高です。

レオンの口笛合図でロッカーから飛び出して健気に走って来るのがまた可愛らしいんですよねぇ。

守ってあげたくなる。

 

【ルイス・セラ】

我らがドン・キホーテ

原作でもビジュアルや劇中での活躍の格好良さで好きでしたが、リメイクされてより漢前になって帰ってきました。

今作では元アンブレラ社の科学者だったという設定が追加されており、「アンブレラ研究員の頭脳+レオンとタメを張るレベルの戦闘力」を併せ持った完璧超人である事が判明。

なんとも頼りになる…。

でも一言だけ

 

もう二度と山小屋立て籠り戦闘はやりたくない。

あのシーン難しすぎて何度ゲームオーバーになったか分からない…。

 

【エイダ・ウォン】

我らが性癖ぶっ壊し美魔女

リメイク前の露出度の高いチャイナドレスも最高でしたが、今作のピッチリした赤ニットのセーター+サイハイブーツという新たなプラーガ性癖を芽生えさせる衣装も最高でした。

 

アシュリーといい、今回スタッフが一番言いたかったことはこれなのかもしれません。

 

 

 

 

「露出が無くてもエロいものはエロいんだよ」

っていう

 

 

ね。

 

卵)゚Д゚):∵

 

物語ラストでウェスカーとの通信が終わった直後に速攻で裏切っていて笑いました。

切り替え早ッ!

ここで離反せずにウェスカーの元に戻って始末していれば後々面倒くさい事にならなかったのに…

 

【ジャック・クラウザー】

我らがハートマン軍曹

原作と比べて今回の事件に関わる事になった背景やレオンとの関係が不可彫りされていました。

また、ルイスを殺害した犯人にもされています。

原作ではハエ叩きの様にビタンビタンされていたルイスが、今作ではクラウザーさんの「サクッ…」程度でやられてしまってなんか地味…

そして一番の変更点は前述した通りQTEの全撤廃でしょう。

リメイク前はとにかく随所でQTEが挟み込まれ、少しでもミスすると即死亡。

レオンお前本当に凄腕エージェントか?ってくらい死にまくっていました。

今作ではそんなQTEが大幅に簡略化され、クラウザーとのナイフや格闘によるゴリゴリの肉弾戦を楽しむことが出来ました。

ただ、この肉弾戦と最終決戦ではピンポイントとは言えQTEが出てくる為まだ辛い。

 

ナイフパリィに集中させてからのいきなりQTE回避は反応出来ないんですって…!(涙目)

 

クラウザー「見事だ…殺せ…」

レオン「ナイフブスーッ!!!!」

 

って本当に殺すパターン初めて見たかもしれない…。

まぁこの場面でレオンがいきなり見逃しても変な感じですし、彼のキャラ的にキッチリ決着付けてくれて個人的にはすっきりです。

 

総評

  • 次世代機に相応しいグラフィック
  • 振動やトリガー等、次世代機ならではの臨場感
  • ロードの短さやセーブの早さ等、安定の次世代機UI
  • 相変わらずの爽快なガンアクション
  • 豊富なやり込み要素
  • 粗部分を修正して寄り楽しみやすくなったストーリー
  • 更に魅力的なエッセンスを足されたキャラクター達

「リメイク作品とはかくあるべし」を地で行く、非常に完成度の高い作品でした。

元々が神ゲーだっただけにリメイクのハードルは高かったとは思いますが、蓋を開けてみれば想像以上に遊んでいて楽しいサバイバルホラーゲームに仕上がっています。

 

「神ゲーを頑張って作り直したら素晴らしいリメイク作品になりました」

 

っていう当たり前の事を当たり前にやってくれたのが本当に素晴らしい。

これが出来ないメーカーがどれだけいる事か…ねぇスクエニさん

一つだけ気になる点があるとすれば、無線機によるやり取りが大幅に減少したことでしょうか。

ハニガンやエイダは勿論、何故かサラザールやサドラーとも楽しく無線でキャッキャしていたあのカオス感が無くなってしまった事が、上述したようにレオンの性格の硬化の原因になってしまったんだと思います。

とまぁ、そんな点を差し置いても十二分に神ゲーであることは間違いありません。

 

過去作を楽しんだ人も今回が初プレイの人も、変わらず楽しめるのではないでしょうか。

2周目、3周目も引き続き楽しんでいきたいと思います。

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