どうも、ほんまぐろです。
2023年2月24日に発売された「オクトパストラベラーⅡ」
こちらの「エクストラストーリー(最終章)」をクリアしましたので、その感想を書いて参ります。
各キャラクターのエピソードは下記記事よりどうぞ。
ストーリー
それぞれの旅路を終えた8人の旅人達。
ある日彼らはいつものように何気ない平穏な一日を過ごしていた。
しかし、突如8人を異変が襲う。
辺りが急に暗く、闇の中へと呑まれていったのだ。
ただならぬ事態だが、8人には覚えのある感覚であった。
「暗黒」
旅先で8人を翻弄してきたこの物質が世界を覆っている。
そう感じた8人は各地の状況を確かめるべく、大陸中の調査へと向かう。
フレイムチャーチを訪れた8人は、そこで神官ミントと再会する。
久しぶりの再会だが、テメノスは妙な違和感を抱く。
いつもの彼女と雰囲気やオーラが全く違う。
「あなたは…お前は何者だ?」
そう静かに問うテメノスに、ミントは穏やかな口調で答える。
「私の本当の名はアルカネット。カル族を虐殺させた月影教の先導者よ。」
その答えにテメノスは驚愕する。
彼が旅立つきっかけとなった事件、そして親友クリックとテオを失った事件
それらの真の黒幕こそ、ミントであった。
「テメノスさんも、クリックさん達の世界へ連れて行ってあげますね。あの何もない、素晴らしい世界に。」
笑顔でそういうミントに、テメノスは静かな口調で言い放つ。
テメノス達の攻撃により致命傷を受けるミント。
「そんなに明日が欲しいの…?私は要らない…あんな薄汚れた…夢も希望もない世界…」
ミントはそう言うと、自身「達」の事を語りだした。
-我々は「明日を望まぬ者」-
トト・ハハ島でオーシュットに選ばれなかった魔物を暗黒に染めたのも
名を偽り智将としてク国へ潜入し、暗黒の依り代たる国宝「黒血剣」を手に入れるべく策略を張り巡らせたのも
ミントの手により篭絡され、劇団員の一員として暗黒を抑える「聖火」の位置を割り出した者
新聞記者として世界中を飛び回り、聖火の場所を探った者…
全ては醜く穢れた明日を迎えさせたくない者達。
旅人達に関連のある者達は世界中に散る聖火の火を消し、この世を暗黒…闇の神「ヴィーデ」で覆いつくそうと画策していたのである。
呼応するかのように中つ海から大きな島が現れる。
「ヴィーダニア」
邪神ヴィーデを祭るその島に、8人の旅人達は乗り込む。
自身が掴み取った「明日」を消させない為に。
頂上にはカザンと名乗っていた望まぬ者…オボロが居た。
「この世は醜く暗い…そんな世界の明日なんて誰が望む?」
オボロは旅人達に問いかける。
そして自身の身を黒血剣により呼び出した暗黒の炎に捧げ、消え去っていった。
島の深奥より闇よりも深く暗い暗黒が現れる。
-我は全てを喰らう混沌-
圧倒的な暗黒の力を振りまく邪神に、旅人達は刃を向ける。
今まで培ってきた知識、経験、技術、そして想い
その全てをぶつける8人の旅人。
その攻撃は邪神ヴィーデを貫いて天まで届き、一筋の光を穿つ。
こうして「明日を望まぬ者達」の野望は消え去った。
それは世界の平和と、そして旅人達の「旅の終わり」を指していた。
しばしの別れを惜しんだ後、旅人達は前を向いて歩きだす。
それぞれの道へ。
そして月日は流れ
歓楽の都ニューデルスタ。
8人の旅人は再びこの街へと集まった。
そこには今までの旅を通じて出会った多くの人が集まっていた。
次々と再会・集結する旅人達。
その目的は一つ。
このニューデルスタが誇る大劇場で、一人の「スター」が立つ舞台を観る為である。
大劇場の幕が上がる。
スター・アグネアは集まった大勢の人、そして再開した旅人達を見渡すとこれまでの旅を振り返る様に話し出す。
「私たちの旅はとても辛くて、とても大変で、苦しい想いや別れもいっぱい経験しました」
「でも、皆のおかげで頑張ってこれました」
「きっと一人では潰れてしまったかもしれない。でも仲間と一緒なら、きっと歩いて行けます。」
「私達の旅と、そこで出会った全ての人に、この歌を送ります。」
Ochette
Castti
Temenos
Osvald
Partitio
Agnea
Throne
Hikari
「オクトパス・トラベラー」
感想
エクストラストーリー、無事クリア。
素晴らしい最後でした。
前作で結構な不満点として挙げられていた「仲間が戦闘ユニットレベルの扱い」という、スパロボのいるだけ参戦並みに空気という点を上手く解消してくれるストーリーでした。
エクストラストーリーの前にクロスストーリーもあり、前作とは別次元で仲間達との交流シーンを楽しむことが出来ました。
ナチュラルにおふくろ呼びしてるオーシュットと、ナチュラルに受け入れているキャスティが可愛かった。
自分は最初にソローネを選択したので所々のキメ台詞はソローネが喋っていましたが、ここはプレイヤーが最初に選んだキャラクターによって違うと思うので人によって場面ごとの印象は変わってきそうですね。
ソローネはオボロ相手に「嫌って言ったら止めてくれるんですかぁ~?笑」みたいな凄いスレたコトばかり言ってました。可愛い。
最後の別れのシーンは仲間にしたのが遅い順から退場(早く仲間にした思入れの強いキャラは最後まで残ってくれる)という演出でした。
憎い演出ですねぇ~…!
ソローネ開始地点の近くにいたのがテメノスとオズバルドだったからなんて死んでも言えない。
「明日を望まぬ者達」っていう所謂「真の黒幕」的な奴がいるのは分かっていましたが、正直ポッと出感が強くて虚を突かれました。
カザンとかミントとかオリとか。もうちょい本編で臭わせておいて欲しかった…。
どいつもこいつもなんの前触れもなく闇堕ちしだしたので面食らいました。
特にジゼル座の皆さん
長老で遊んでる場合じゃないでしょ…
タンジーちゃんが百合の間に挟まったミントさんに取られちゃったんですよ…!?
ラスボスはテメノス編の冒頭で語られた邪神そのものという演出は良かったです。
そして8人で戦うっていうのも大陸の覇者のノウハウが活かされていい演出だった。
肝心のラスボス戦に関しては、まぁ真のラスボスという事もあり本当に強かった。
お供に出てくる腕達が、お供の分際でそこそこの耐久とやっかいな攻撃をしっちゃかめっちゃかに撃ってくるので面倒くさい事この上ない。
更に本体は本体で更に厄介なデバフや全体攻撃を乱発してくるし、HPを削ると蘇生行動を禁止してから更に強力な攻撃を連発して来るのでメチャメチャ焦る。
4人パーティ×2を切り替えながら戦うので、2パーティ分の装備やジョブ・アビリティをバランスよく構成しないといけないのもまた辛いんですよ…。
アタッカーやサポーター、ヒーラーをバランスよくパーティに組み込んで、適宜切り替えながら戦っていく事をお勧めします。
…正攻法であれば
自分の中で最も簡単に倒せた方法は商人の「傭兵よび」を使う戦法です。
西メリーヒルズ街道の行き止まりにいる暗殺者集団をボコして仲間にすると呼び出せる「異邦の暗殺者」が余りにも強すぎる。
一回の呼び出しで50000リーフもの大金を使用しますが、一度使えば
- 相手全体にカンストダメージ
- 味方のHP超回復
- 味方のSP超回復
というエゲツない攻撃を仕掛けてくれます。
しかもこれにブーストを掛ければブーストした回数だけ連発可能というイカれ性能。
ぶっちゃけこれを連発しているだけで余裕で倒せます。
いいですか皆さん。
邪神を倒すのは正義の心でも慈愛の精神でも不屈の闘志でも自己犠牲でもありません。
金の力です。
資本主義最高!!お金!大好き!!
なので自分がやったことは
- パーティに二人ずつ商人を配置する(パルテティオ+ジョブ枠3人)
- 50000リーフをぶん投げ続ける為にひたすら金を稼ぐ
- 戦闘開始したら後はひたすら暗殺者で攻撃
以上です。
正直お勧めはしません。全然楽しくない。
どうしてもクリアできない場合はこれでストーリーを堪能し、後日改めて正攻法で挑むと良いと思います。
とにかく、ラスボス後のエピローグも含めて最後の最後まで「8人の旅」を強調してくれる素晴らしいエクストラストーリーでした。
前作の良い所はそのままに改善点はキッチリ改善してくる今のスクエニではなかなか味わえない、失われたスタイルを堪能させてくれた浅野チームの皆様、本当にありがとうございました。
オクトラシリーズ、今後も是非出していって欲しいです。
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