どうも、ほんまぐろです。
3月4日に発売されたswitch用SRPG「トライアングルストラテジー」
こちらの真エンディングに到達し、遂に完全制覇しました。
3つの通常エンディングに加えて真エンディングまで到達するのにかかった総プレイ時間は60時間。
最後の方は視聴済みイベントはスキップしていましたが、それでもなかなかにボリューミーだったと思います。
今回はそんな真エンディングの内容とその感想、そして総評を書いていきたいと思います。
通常エンディングの内容と感想は下記記事をご覧ください。↓
真エンディング内容
グリンブルク鉱山で発見された岩塩鉱床
ベネディクトに賛同しエスフロストに渡して手を組み、ハイサンドを倒すか
ロランに賛同しハイサンドに渡して属国となり、エスフロストを倒すか
それともフレデリカに賛同し放棄してノゼリアを旅立ち新たな安住の地を見つけるか
どの道を選んでも意見は決定的に対立し、選ばれなかった仲間は確実に去ってしまうだろう。
これまで苦難の道を共に歩んできた大切な仲間達を誰一人として失いたくないセレノア。
「3つの選択以外に必ず道はある」と、ある策を提案する。
それは
ベネディクト、ロラン、フレデリカがそれぞれの未来を掛けて提案してきた3つの策を同時に展開し、全員を救うという内容であった。
「天秤を傾けるのではなく、傾かせずに中心を行く」事をセレノアは決断したのである。
まずはそれぞれの作戦を遂行するために、これまでセレノアの下に集ってきた仲間達を3つの部隊へと分ける。
・ウォルホート領に残り、迫るハイサンド軍主力部隊を迎撃・撃退する為のベネディクト隊。
・エスフロストへ向かい、同盟を結んだ上でハイサンド攻略の鍵となる大鐘砲を受け取りに行くロラン隊。
・ハイサンドへ潜入し、塩湖に捕らわれたローゼル族を蜂起・開放する為のフレデリカ隊。
どの部隊もノゼリアの未来を勝ち取る為に欠かせない、重要なものである。
ウォルホートの地と民を守る事しか考えなかったベネディクト
責任の重さから逃れるためにローゼル族を犠牲に仮初の平和を手に入れようとしたロラン
全てを捨ててローゼル族の伝承にすがったフレデリカ
3人はセレノアの決意に胸を打たれ、それぞれの作戦を懸命に遂行する。
ベネディクト隊はウォルホート領内の火計装置を使いエグスアム率いる主力部隊を撃退。
ロラン軍は双龍門で群を構えるグスタドルフ率いるエスフロスト軍を、かつて協力を取り付けたスヴァローグと共に撃退。
自由を掲げる覇王・グスタドルフはここにその生涯を終えた。
フレデリカ隊はノゼリア商会の手引きでハイサンドへ突入し、塩湖に設立された女神像を爆破。
内部に隠された大塩柱をローゼル族に見せ、女神教の教えと自分たちを縛る罪の呪縛は偽りであると教える。
これによりローゼル族は蜂起。剣を取り立ち上がる。
こうしてそれぞれの作戦を成功させた3つの部隊は再びセレノアの下に集結。
大鐘砲でハイサンドを囲む鉄壁の壁「女神の盾」を打ち崩し、市内へ突入する。
そこで待ち構えていたのは残ったの七聖人うちの一人であるライラ。
彼女はハイサンドの成り立ちや女神教が偽りであることを知りつつも、自身の汚れた手でそれを暴く資格はないと諦めセレノア達の前に立ちふさがる。
これを撃退したセレノアだが、彼女の生命科学に対する技術はこれからのノゼリアに必要だと説き、手を差し伸べる。
それに感銘を受けたライラは深く感謝し、教皇宮への道を明け渡すのであった。
教皇宮へ突入するセレノア一行。
そこに座していたのは少女を象った一体の人形。
最後の七聖人・イドーによって作られたこの人形こそが、教皇の正体だったのである。
イドーは言う。
「人は欲深く愚かであり、誰かが頂点に立てば必ず野心に駆られ更なる争いを起こす。であれば、心を持たない人形と女神の教えで全てを支配すれば争いなど起きず平和な世界が訪れる。野心の無い自分はそれを補助しているに過ぎない」
自分の選択こそが人を幸せにすると断言するイドーに対し、セレノアは反論する。
「自由意思のない人など人ではない、過ちを犯した人はそれを反省して学ぶことで成長することが出来る。その機会を奪う権利は誰にもない」と。
イドーは自身に移植した完成版エルフリックの力でセレノア達に襲い掛かる。
お互いの信念がぶつかる激闘を制したのはセレノアだった。
力尽きる寸前のイドーにすら手を指し伸ばし許そうとするセレノア。
だがイドーは間際にこう呟きながら教皇宮に仕掛けた大量のエルフリックを起爆させる。
「誰もがお前のようには強くなれない。人の弱さは必ず濃い闇となり、いつかお前に牙をむけるだろう」と。
例え困難な道だとしても、自分は仲間と共に信じた道を歩き続けると塵となったイドーの亡骸に投げかけたセレノアは教皇宮を脱出。
こうしてハイサンドの塩の独占から始まった支配は打ち砕かれ、世の中から女神教は急速に消えていった。
それからしばらく経ち。
ハイサンドが崩壊した影響もあり大小さまざまな問題が発生しつつも、新たな王・ロランとその忠臣・セレノアの地道な施策により落ち着きを取り戻したノゼリア大陸。
今後の政策に向けた任命式を行う為、セレノア達はロラン王に招待される。
任命式が始まる少し前。
セレノアは一人ロランの元へ訪れ自身の出自を打ち明ける。
自分はウォルホート家の人間ではなく先代グリンブルク王・レグナの実子…
つまりロランの兄であるという事を。
それを聞いたロランは戸惑いつつも、今までのセレノアの行動力を考えれば当然であると納得。
納得した上で王位を譲り、より平和な世にしてほしいとの願いを託す。
しかしセレノアはこの願いを辞退した上でこう言う。
「民の為に全てを投げだせるその覚悟を持った貴方こそ、今後のノゼリアには王として不可欠な存在である。自分はこれからもそんな貴方を支える。一人の友として。」と。
二人の間により強い絆が生まれた。
そして始まる任命式。
ロラン王は二つの命を下す。
一つは、国という枠組みを超えて一つに纏まったノゼリアをより豊かにする為、ハイサンド・エスフロスト・ウォルホートを自由な商売により発展できる自治領とし、それぞれライラ・スヴァローグ・セレノアを総督とする事。
そしてもう一つは
親友・セレノアとフレデリカの結婚式を執り行う事。
ウォルホート自治領。
ウォルホート城内。
世界各国から多くの人々が集った。
仲間達と民達を守る為に己の信念を貫き続けてきたセレノアによって運命を変えられた人々である。
そんな人々に見守られながら、セレノアとフレデリカの結婚式が始まる。
世界がバラバラになった事で叶わなかった結婚式は
世界が再び一つになった象徴として蘇ったのである。
真エンディング感想
非常に王道。
王道も王道のドストレートな終わり方でした。
通常エンディングはどれも仲間との辛い別れが存在する為、全てが救われるこのエンディングを見れて心が救われた気がします。
ただ通常エンディングがどれもかなり尖っていたので、その反動で非常にマイルド(悪く言えば陳腐)な展開に見えかねないのはちょっと気になりました。
この辺は人の好みによるかな…。(自分は大好物ですが)
このエンディングに到達する為には全ての仲間(計30人)を集める必要があり、それらを全て使用してステージをクリアしなければなりません。
これが一番きつかった。
仲間にしたっきり放置していたキャラはレベル一桁台だったりして、敵の攻撃がかすっただけで即死。ライオネルさんちーっす
今更育てる事も時間がかかりすぎるので、3つの部隊をバランスよく編成するのになかなか苦心しました…。
そんな部隊を引っ張ってくれた自分の中での強キャラ達をご紹介します。
【ベネディクト】
今作のMVPその1
各サポートアビが軒並み有能なのに加え、味方を1度だけ二回行動にする「連続で行くぞッ…!」が余りにも有能。
先陣のスカーフを装備させて先頭にし、フレデリカ等の広範囲火力キャラを切り札で直後行動・TP増加状態にして連続で魔法をぶっこむという戦法が単純かつ凶悪でした。
【アンナ】
今作のMVPその2
同じ行動を2回選択できるダブルアクションが非常に強かった。
ベネディクトの二回行動バフを掛ければ驚異の四回攻撃。
高確率で眠らせるスリーピーダガーでの拘束も非常に役立ち、ぶっちゃけそこら辺のアタッカーよりもアタッカーしてました。やはり忍者 is God…!
【マクスウェル】
テラ子安強す。
長射程・高火力に加え自由に範囲内を移動できるヴァントロワが超絶有能です。
高低差や相手の向きが重要な今作では位置取りが非常に重要である為、その調整を気軽に行えるアタッカーが強くないわけがない。テラ子安
【トリッシュ】
自身に二回行動を付与できるダブルターン、そしてマクスウェルのヴァントロワ以上の広範囲を自由に移動できるハイジャンプが非常に有能。
今作は自身にそこまで火力が無くても、挟んだ味方キャラが追撃に参加すれば火力を出せます。
なので必然的に連続行動や相手を挟める位置に移動できる移動スキル持ちが強く、トリッシュはどちらも持っているという驚異の性能。
「アイテムゲットでTPプラス」のお陰でダブルターンの維持やハイジャンプしやすいというのも拍車をかけています。
それ以外にもバ火力枠のフレデリカやタンク役としては鉄壁を誇るエレドール等、全体的に有能なキャラクターが多く戦いやすかったです。
それでもノーマルモードの1周目終盤、ハードモードの2周目以降はかなり苦戦したので、歯ごたえは十分にありました。
これで良いんだよ!!
以上が全エンディングを制覇した感想になります。
総評としては
- 王道を楽しめるシナリオ
- 魅力的なBGM
- 歯ごたえのある戦略を楽しめる戦闘
- HD-2Dによる美麗なグラフィック
という、全ての要素において大満足の名作でした。
今作を生み出した浅野プロデューサー率いる浅野チームはブレイブリーデフォルトシリーズやオクトパストラベラー等、ファンのニーズをばっちり把握した作品を多く意味出しています。ブレイブリーセカンドは…うん…
このファンが求めている「こういうのでいいんだよ!」という作品
これを世に生み出すのがどれほど大変か…
本当に尊敬します。
今後もHD-2Dを活用した作品や、古き良きゲームが好きな人達が喜ぶような作品を多く作ってくれることを期待させて頂きたい。
そして
浅野チーム以外のスクエニは見習って頂きたい。(半ギレ)
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