どうも、ほんまぐろです。
11月22日に発売した「Gungrave:GORE」
こちらをクリアしましたので、今回はその感想を書いて参ります。
ストーリーに関してはネタバレと言う程のストーリーもないですが無しとなっております。
「Gungrave」とは?
そもそもこのガングレイヴとはどういうゲームなのか?
元々はPS2で発売されたアクションゲームで、「トライガン」や「血界戦線」などの漫画で知られる内藤泰弘先生が原案・キャラクター監修を務めたシリーズになります。
ストーリーを簡単に説明すると
「主人公ヒートはマフィア仲間の裏切りで死亡するが死者蘇生術により不死の肉体を持つ死人兵士【ビヨンド・ザ・グレイヴ】として蘇る。
グレイヴは二丁拳銃・ケルベロスを手に自分を裏切ったマフィア達を止めるべく、自分を頼ってきた少女・浅葱ミカと共にマフィアへと立ち向かう。」
といった感じ。
正直ストーリーはあってないようなものシンプルですが、このシリーズの魅力はストーリーよりもそのゲーム性です。
二丁拳銃ケルベロスを撃ちまくり、敵やオブジェクト等、自分の目に映る全てをひたすらぶっ壊していく単純かつ爽快なガンアクションが本作の魅力なのです。
良かった点
【爽快感】
本作の魅力は前述した通りガンアクションによる爽快感。
それ以上でも以下でもありません。
R2トリガーを1回押すことで弾丸が4発発射され、連続して押せば常に銃を撃ち続けます。
敵やオブジェクトに命中させるとゲージが溜まり、溜まったゲージを使用して大型火器・デスコフィンを使用したド派手な必殺技「デモリッションショット」を発動。
というシンプルなガンアクションとなっています。
画面内の敵やオブジェクトは自動でロックオンされるので、目についた敵やオブジェクトに向けてただひたすらに銃をぶっ放し続けるだけです。
自分はPS5版をプレイしましたが、弾丸の発射に合わせて振動するコントローラーのハプティックフィードバックが非常に気持ちいい。
そんな振動と共に銃弾をぶち込みまくり、画面内のオブジェクトや敵が豪快に爆発・四散していくド派手なアクションは筆舌に尽くしがたい爽快感が味わえます。
【アクション】
爽快感だけでなく、ガンアクション自体も非常に見栄えが良く格好いい。
ガタイの良いグレイヴが巨大な二丁拳銃や重火器を構える様はまさに「トライガン」を彷彿とさせる格好良さ。
更にグレイヴが所持する巨大な棺型火器「デスコフィン」は様々な武器に変形します。
巨大で無骨な物体がガシャガシャ変形してミサイルランチャーになったりレールガンになったりして敵を蹴散らすサマは浪漫以外の何物でもありません。
変形は漢の義務教育。
こういった「見栄えのいいガンアクション」と「抜群の爽快感」を現世代機のクオリティで楽しめる作品は他にはあまりないのではないでしょうか。
ストーリーも前述した通り非常にシンプルなので、前作をプレイする必要はありません。
気になる場合はゲーム内で前作までのストーリーをダイジェストで教えてくれるので、フォローもばっちりです。
PS5版はロードの速さや処理落ちの無さ、グラフィックの美麗さ等のゲーム性も非常に高く、弾やオブジェクトが飛び交う戦場でもストレスなく動き回る事が出来ます。
とにもかくにも「何も考えずにぶっ放ち、何も考えずにぶっ壊す事に特化した作品」である為、一日の疲れやストレスを発散させるのに持って来いのアクションゲームです。
気になった点
【ステージギミックの煩わしさ】
アクション性やゲーム性に関しては非常に良い出来ですが、マップの作りが個人的に気になった。
前述した「爽快感を半減させるような煩わしいステージギミック」が多い事です。
例えば
- 列車の屋根がステージで屋根を移動しながら戦うが、トンネルに入るまでに相手を倒して室内に入らなければならない
- 室内に毒ガスが充満する前に敵を倒して移動しなくてはならない
- 細い橋を渡るステージで、左右に陣取るロケラン兵の爆風ですぐに落下してしまいやり直し
と言った感じです。
こっちは何も考えずにドカドカぶっ壊してストレスを発散したいのに、妙に厳しい条件のせいで何度もやり直しをさせられると非常にストレスが溜まります。
【ガンアクション以外のアクション性】
ゲーム内にはグレイヴ以外のキャラクターを操作する場面があります。
その一人が今作における相棒枠の少女「クォーツ」
グレイヴ達と違い彼女は徒手空拳による近接攻撃がメインとなりますが、この近接格闘が異常なレベルで密着しないと当たらないし追尾性も弱いのですぐにスカる等、非常に使いづらい。
極めつけは彼女が初登場するステージ。
小さい足場をジャンプして進んでいくシーンがあるのですが、この足場の判定が非常にシビアな上に敵の配置や攻撃が嫌らしいせいで落下ミスが頻発。
自分は数えていた範囲でも20回以上落下ミスを繰り返して発狂しそうになりました。
リメンバーロックマンX7
彼女に限らずグレイヴの近接攻撃は隙が大きくて使いづらかったり、相手の近接攻撃が異常に強く数体囲まれるとタコ殴りにされて死ぬ等…
様はガンアクション以外のアクション性に関しては甘い部分があるという事です。
こっちは大味な銃ぶっぱでストレス発散したいんだから、大人しくそれだけやらせてくれ…!と言いたい場面が何度もありました。
そして一番の問題はコントローラーのR2トリガーと人差し指を著しく摩耗させる事。
新品のコントローラーで遊ぶのは控えましょう。
ついでに湿布も用意しておきましょう。
総評
- トライガンも脱帽な
無駄に格好いいガンアクション - ド派手にぶっ放ち、ド派手にぶっ壊す空前絶後の爽快感
- 余計な事は考えなくていいからとにかく楽しんでね、と言わんばかりなシンプルイズベストのアクション性
- 良く練られた内藤先生独特の世界観
と、
素晴らしいビジュアルと世界観の中でとにかく撃って撃って撃って撃って撃ちまくってストレスを発散したいという人にはお勧めのガンアクションゲームとなっています。
半面、近接攻撃の調整不足や煩わしいステージギミック等、そういったストレス発散のチャンスを奪いかねない点があるのも個人的には気になりました。
ただ、全体で見れば十分なクオリティのゲームだと思うので、ガングレイヴシリーズを未体験の人でも安心して遊べると思います。
とにかく撃って撃って撃って撃って撃って撃って撃って撃たれて撃って撃って落ちて撃って撃って撃ちまくる!!
そんなガンアクションを是非お楽しみください。
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