どうも、ほんまぐろです。
前回の記事ではテイルズオブシリーズの主要タイトルを紹介致しました。
今回はその後編となります。
例によって独断と偏見に満ち満ちておりますので、あらかじめご了承ください。
魂を呼び覚ますRPG
【テイルズオブザテンペスト】
トップバッターは黒歴史
戦闘、シナリオ、キャラクター等ありとあらゆる要素が非常にうっすい。
薄いんじゃなくてうっすいんです(拘り)
普通にストーリーを追うだけで1日~2日でクリア出来ます。
盛り上がるようなイベントもなくプレイ時間の大半は移動という地獄のような内容。
好きな方には申し訳ないですが、マジで印象に残っていない作品でした。
DS製のテイルズのうち後述するイノセンス・ハーツの2作はリメイク「R」を出してもらえたのにこいつだけ出してもらえていないのも不遇っぷりに拍車をかけています。
想いを繋ぐRPG
【テイルズオブイノセンス】
テンペストに続くDSの2作目となる作品。
「前世」をテーマとしたシナリオや従来のシリーズ然とした戦闘システム等、そのクオリティは良くも悪くも「普通のRPG」と言うべき手堅い作品です。
途轍もないクオリティだった前作テンペストと比べるとかなり進歩しており、続けてプレイした人にとっては製作側の反省本気具合が見て取れたと思います。
ただ、ヒロイン・イリアが大分性格に難あり。
「ガラの悪いツンデレ」というかなり狭いストライクゾーンの人向けであり、ぶっちゃけ主人公のルカのほうがよっぽどヒロインしており、広いストライクゾーンに対応しています。性別は心の目で見ろ
そこを受け入れられるかどうかで、結構評価は変わってくると思います。ショタを受け入れよ
今では新キャラやボイス等の新要素を追加したリメイク作品がVitaで発売されております。
時間をかけずにサクッとテイルズシリーズの魅力に触れたい方であればお勧めの一作になります。
「正義」を貫き通すRPG
【テイルズオブヴェスペリア】
PS2からハードをXbox360に移したことにより性能も大幅アップした作品。
固有ジャンルのとおり自分にとっての正義を貫き通すシナリオは評価が高いです。
その最たる例が主人公・ユーリ
21歳というJRPGではかなり高齢の主人公であり、精神的にも成熟した「頼れる兄貴」ポジションになります。
法で裁けない悪を暗殺するという主人公にあるまじき行いもテイルズシリーズで見れば異例中の異例。
「お前は助かった命に、いつか法を正すから今は我慢してしねって言うのか!」
というセリフが非常に印象的ですね。
そんな立ち振る舞いは賛否分かれるものの女性人気は抜群に高く、人気投票では過去の王者であるリオンを差し置いてぶっちぎり単独首位を重ねていました。
そのほかのパーティメンバーも個性的で、BGMやシステムも手堅くまとまっている等非常に遊びやすい一作になっております。
今ならPS4やswitchでリマスターも出ているため、シリーズが気になっている方はまずこちらを遊んで頂くのがお勧めだと思います。
心と出会うRPG
【テイルズオブハーツ】
現状シリーズ最後の2D作品。
DSの性能で3DポリゴンのRPGはキツかったのか、一転して2Dとなりました。
ただその甲斐もあって戦闘は昔のテイルズのようで個人的にはすごく好きでした。
内容自体は良作の部類ですがこの作品、通常作品に加えてCGエディションという収録ムービーをプリレンダCGムービーに置き換えた2バージョンを発売するというシリーズ初のバージョン商法を行いました。
それがコチラ
どうしてそうなった
アニメーションが売りのシリーズでその売りを全力でぶん投げて捨てるという、大谷翔平に卓球をやらせるが如くの愚行
ムービーを見たプレイヤーは口をそろえて「「「「どんな判断だ」」」」と言ったとか言わなかったとか
守る強さを知るRPG
【テイルズオブグレイセス】
wiiで発売された据え置きシリーズの一作。
据え置きシリーズではアビス、ヴェスペリアに続いた作品ですが、前2作がギスギスしたパーティだったのに対してパーティ間の仲が非常に良く、見ていて非常に気が楽です。
そして今作は過去の3D作品と比較しても抜群の戦闘システムを備えています。
TPに代わるCCシステムやアラウンドステップ等、簡単だが奥深いシステムが作りこまれています。
ボタン連打でも楽しいし、突き詰めればもっと楽しいという抜群の完成度を誇る戦闘システムは大好評で、「全シリーズで見てもトップレベルに戦闘が楽しい」という好評を博しました。
多数の追加要素を引っ提げて登場したPS3版「グレイセスf」はメンバー固有のアクションであるアクセルモードの追加等で更にブラッシュアップされ、全シリーズどころか全RPGで見てもトップレベルと言っても過言ではないクオリティを誇ります。
揺るぎなき信念のRPG
【テイルズオブエクシリア】
シリーズ15周年記念となる作品。
従来のPS3作品はリマスターやリメイク等、元が一世代前の作品を基盤にしていたのに対し、今作はPS3として開発された為グラフィック等のクオリティは非常に高くなりました。
戦闘システムも粗はあるものの爽快感もあり、戦っていてすごく楽しかったです。
キャラクター面に関しては賛否両論分かれています。
ジュードとミラのW主人公制度ですが、ミラが人外かつ使命を帯びている為存在感が非常に強く、逆に一般人で目的もないジュードはミラ依存症になっていくため非常に影が薄い。
声優直々に「胡散臭い屑野郎」呼ばわりされるアルヴィンや人生折り返し地点を過ぎたせいかほぼ達観しているお爺ちゃん・ローウェン等、男性陣がすごーく気になる作品でした。
選択が未来を紡ぐRPG
【テイルズオブエクシリア2】
前作エクシリアは光るものはあるものの粗が多く決して手放しに誉められない作品でした。
しかし今作はそんな不評だった前作の不満点を改善し、新たな要素を追加した事で評価は一転、名作と好評を博しました。
シリーズ屈指のUI、練りこまれた戦闘システムや印象的なBGM等非常に完成度が高いです。
シナリオも評価は高いですが、シリーズ屈指とも言われる程に重くシリアスな展開になります。
まず主人公・ルドガーからして見知らぬ少女に痴漢冤罪を被せられ、直後に起こった爆破テロに巻き込まれ治療費名義で莫大な借金を背負うという悲惨極まりないスタートダッシュを切ります。
旅の目的もパラレルワールドで幸せそうに暮らしている住民事世界をぶっ壊すという良心が西野カナレベルで震えてしまう程に暗く救いが無い。
ラストの選択も含めてとことん悲しくなりますが、だからこそこの作品は名作なんだという声も多いんだと思います。
情熱が世界を照らすRPG
【テイルズオブゼスティリア】
シリーズ20周年記念作品。
天族と呼ばれる目に見えぬ頂上の存在が暮らす土地で育った人間のスレイ
ある日初めて出会った人間の女性・アリーシャとの出会いをきっかけに親友の天族・ミクリオと共に外の世界へ飛び出します。
主人公スレイはアリーシャやミクリオを始めとする仲間達と共に冒険を繰り広げ、やがて世界を導くといわれる伝説の存在・導師と呼ばれる程に成長し、世界を救います。
そんな横道なシナリオと良質なBGM、20周年を掲げるのに相応しい練りこまれた戦闘システムで大好評を得た名作となりました。
実際は上記のような内容ではなく、むしろその真逆を爆走するような全ての要素が悉くダメダメという途轍もないクオリティの低さ。
とっつきにくく難解なシステムに爽快感のない戦闘、そして荒れに荒れたシナリオ関連等、何をどうして20周年記念がこんな悲しきモンスターとして生まれてしまったのか全く想像できない程に悲惨の一言です。
そのクオリティの甲斐もありプレイヤーは荒れに荒れて大炎上。
コンスタントに新作を出していたシリーズがストップしてしまう程に致命的なダメージを残しました。
今なら1000円もしないで買えると思うので、時間を無駄にしても構わない、もしくは精神と時の部屋の住人であればプレイされるといいと思います。
君が君らしく生きるためのRPG
【テイルズオブベルセリア】
前作ゼスティリアで社会現象的な炎上を巻き起こしたテイルズシリーズの現状最新作。
ただでさえシリーズの火が消えかかっていた上に今作が「あのゼスティリアの前日譚」という情報が公開された瞬間、ネットは大荒れ。
発売前から既にクソゲーの烙印を押され発売日を迎えるという悲しすぎる目に逢いました。
しかし蓋を開けてみれば良質なBGMやシステムはもちろんの事、自由度の高さと爽快さを両立させた戦闘システムや魅力的なパーティーメンバー、暗く悲しくも魅力的なシナリオ等、最悪としか言いようがなかった前評判を完全に覆す名作となりました。
「前作ゼスティリアをプレイしていなくてもストーリーを楽しめる」という嬉し過ぎる内容のおかげで、シリーズ未プレイという方も安心して手に取れると思います。
この作品を楽しんだ後ならばゼスティリアの世界観も楽しむことが出来るかも…?いややっぱ無理だわアニメ版を見よう。
最新作に期待
以上がシリーズの大まかな特徴になります。
どの作品も一長一短ありますが、基本的に安定して楽しむことが出来ます。
基本的にストーリーのつながりは無いので、キャラクターの見た目やあらすじ、音楽等の好みでプレイするのがいいかと思います。
ただ直接の続編となる作品はあらかじめ前作を遊んでおくほうが良いかもしれません。ゼスティリアはやらなくていいです。
べルセリアで息を吹き返したシリーズが9月発売のアライズで更に盛り上がってくれる事を期待したい。
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