ライブアライブ【最終編・主人公サイド】 ストーリーと感想・評価【HD-2Dリメイク】※ネタバレあり

どうも、ほんまぐろです。

7月22日発売となったswitch用ソフト「ライブアライブ HD-2Dリメイク」

こちらの最終編をクリアしましたので、感想を書いて参ります。

最終編のうち、オルステッド以外を主人公とした場合のルートです。

ネタバレとなりますので、未クリアの方はご注意ください。

その他のシナリオは下記リンクよりどうぞ。

 

ストーリー

–来たれよ…–

–人間にいまだ幻想を抱く者よ…–

–誘おう–

–真実を知らしめんために…–

人として強く、たくましく成長した様々な時代の「人々」

彼らは天から届く謎の声により、見知らぬ世界へと召喚される。

時の狭間を抜け、廃墟となった世界へ降り立つ彼ら。

元の世界へ帰る為に探索を開始する。

途中出会うのは同じく別世界より召喚された人々。

彼等を仲間に加え、探索の旅は続く。

探索を進めるうち、一行は倒すべき相手の事を知る。

かつて勇者と呼ばれた男。

人の醜さ、傲慢さに絶望してしまった男。

「オルステッド」

 

一行は、オルステッドがいると言う山へ進む。

途中、自分達が乗り越えて来た敵の像が安置されていることに驚く一行。

不審に思いながらも山頂へと歩を進める。

魔王山・山頂。

そこには一つの大きな影が佇んでいた。

–我が名は魔王オディオ–

ソレは自分を魔王と名乗り、君たちを召喚した存在だと伝えてきた。

–君達に聞きたい事がある。–

–1つ目。君達は英雄になった。–

–だが他の人間は何をした?–

–君たちに助けを求めるばかりだっただろう?–

–自らの身は危険に晒さず、他社に頼り、幸せだけは求める…–

–そんな人間達なぞ救うに値しないという事…。–

–2つ目。君達は一体何のために戦ってきたのだ?–

–幸い、君達は戦いに勝って大切なものを手に入れた–

–だが、それらも所詮一方的な欲望ではないのか?–

–それを守る為ならば、他者を傷つけても良いというのか?–

 

まるで自分の事かの様にドス黒い感情を込めて言葉を投げかける魔王。

確かに一行は様々な経験をしてきた。

時に悲しみ、時にいがみ合い、戦ってきた。

しかし、それを乗り越えて今の自分がある。

そう投げ返す一向に、魔王は言った。

–所詮お前達もこの世界に住んでいた醜い人間達と同じだ…–

–別れを告げさせてやろう–

–悩みと苦しみに満ちたその罪深き人生に!!–

 

異形の怪物へと変貌する魔王オディオ。

一行は死力を尽くして戦い、ボロボロになりながらも倒す事に成功する。

とどめを刺すよう促す魔王だが、一行は背を向けた。

激昂する魔王。

–私は永遠に生き続ける…–

–知るがいい!「オディオ」の意味を!–

–それは太古の昔より–

 

 

–遥かなる未来まで!–

 

 

–平穏なる時も–

 

 

–混迷の世にも!–

 

 

–あらゆる場所!–

 

 

–あらゆる時代に!!–

 

 

–戦いの火種となるものッ!!–

–それは人間が存在する限り永遠に続く感情なのだ…–

–その感情の名を…–

–「憎しみ」–

–あるいは…–

–「オディオ」というッ!!–

 

あらゆる時代、あらゆる場所に存在した「オディオ」の名を冠する者達が再び目を覚ます。

しかし、それでも一行の意志は変わらない。

再び構えると、己が宿敵と再び相まみえる。

人は「憎しみ」だけではない。

それぞれの旅を通じてそれを知った一行に「憎しみ」が敵う訳もなく、敢え無く散る。

 

–なぜだ…なぜ勝てない!?–

–これが我の…我らの運命なのか!?–

–我らとお前達…いったい何が違うというのだ!?–

渾身の攻撃も、想いのぶつけ合いも敵わずに膝をつく魔王オディオ。

 

心山拳師範は言う。

「あんたそっくりだよ。昔のあたしに。」

「あたしも昔はあんたの様に人を羨んでた。」

「けど、けど逆なんだよ!欲しいから欲しいものが手に入るんじゃないんだ!」

「頑張るから手に入るんだと思うよ…。」

「欲しかったものとは違うかもしれないけど…。」

「諦めずに頑張れば、手に入るんだよ…いろんなものが。」

「あたしにもよく分からないけどね…。」

 

キッドは言う。

「確かに、私も人から逃げて放浪している。」

「だが放浪すればするほど…一人になればなるほど…。」

「人のぬくもりが欲しくなってしまうものさ…。」

 

高原は言う。

「強くなろうとする事…そいつは決して悪いこっちゃねぇはずだ。」

「ただ俺は、力や肉体だけじゃない。」

「ハートも最強になりてぇんだよ。」

 

おぼろ丸は言う。

「拙者も…以前は命じられるままに人を斬るだけであった。」

「だが気が付いたのだ。やみくもに人を斬ってはならぬ事に。」

「力では世は変えられぬと…。」

「世を変えるのは人…人を信じる力だと!教えられた。」

「あの方に…!」

 

アキラは言う。

「ふざけんなよ…」

「運命だかなんだか知らねぇが、そいつは他人や神様が決めちまうもんじゃねぇだろうが!」

「自分で決めるもんなんだよ!」

「確かにそいつも人間の欲望ってやつなんだろうが…。」

「人間である以上、人間が嫌になっちまったらおしまいじゃねぇか!!(そうだろ…松…。)」

 

言葉を持たないキューブ、言語を持たないポゴですらも訴えかけてくる。

魔王オディオは打ちのめされる。

しかし、そんなオディオを黒いオーラが包み込む。

本人の意志すらも超越し、世界中の「憎しみ」がオディオを取り込む。

 

現れたのは魔王…いや

 

真-Sin-なる魔王

 

決して消えない「憎しみ」という業火に身を焦がす魔王は再び一行へ敵意を向ける。

懸命に立ち向かう一行だが、その強大な力に圧倒される。

だが、彼らは決して諦めなかった。

そんな彼らの強靭な意志に直前まで当てられ、そして気づかされかけていた男が目を覚ます。

 

その名はオルステッド。

一行により心を取り戻した男は再び「オルステッド」として形を成した。

最後の力を振り絞り魔王にトドメを刺すオルステッド。

–西の山に勇者あり
強き心 強き力を持ち 勇ましき姿となりて–
–魔王を打ち砕かん

それはルクレチアに伝わる伝承の通り。

魔王オディオを勇者オルステッドが打ち砕いた瞬間だった。

 

魔王が消えた石像の間で、オルステッドは言った。

「私は諦めてしまっていた…自分が人間である事すらな。」

「私が消えればお前達も元の世界に帰れる。」

「だが覚えておくがいい。」

「誰しもが【魔王オディオ】になり得る事を…。」

「憎しみがあるかぎり…いつの世も…。」

そう言ったオルステッドは、静かに消え去っていった。

 

一人、また一人と元の世界へ帰っていく。

自分達の世界へ。自分を待つ人がいる時代へ。

 

「幸せだな…俺には、帰るべき場所がある!」

 

「それでも拙者は信じる…夜は必ず明けると!」

 

「それでも、人は生きる…。」

 

「俺は求め続ける…最強への道を!」

 

「あい~~~!!」

 

「…………」

 

「サモ…ユン…ジジイ…いや、お師匠さん。間違っていないかい?あたしは…。」

 

-完-

 

感想

遂に真エンディング到達

長かった…。

いくら1つ1つのシナリオが短いオムニバス形式とはいえ、どのシナリオも非常に遊びごたえがあって楽しみ尽くしたので、ここまで来るのに時間かかりました…。

今まで全く関係のなかった各シナリオの主人公が一堂に会するの、メチャメチャ熱くてテンション上がりますよね!

なんで「オディオ」=「憎しみ」なのか小さい頃はよく分かりませんでしたが、オディオはラテン語で「憎しみ」を示す言葉だったんですねぇ…。

そしてリメイク版のキモとも言える追加のボス。

ピュアオディオすらも超える「Sinオディオ」が登場しました。

この「Sin」もラテン語では「罪」を意味する言葉だそう。罪か…。

全体状態異常バラ撒きの「憤怒の絶叫」が非常に面倒くさいので、隠しボス撃破で獲得できるエリアル装備等でガチガチに体制を整えて臨みましょう。それでダメならコーラのビンをぶつける

そして終盤、遂にオルステッドが加勢するという最高のシチュエーション!

 

リメイク版ありがとう…!

 

各主人公が最強技を放った後にオルステッドがトドメを刺す展開、メチャメチャ燃えるんですけど…!

でも「最後の一撃は、切ない。」でした。オルステッド…(泣)

登場する主人公7人のうち4人でチームを組むことになりますが、今回メインで使用した4人をご紹介します。

【功夫編 主人公】

3人のうち生き残った弟子が師範代となって登場します。

老師の意志を継いで主人公として活躍するの、なんか嬉しい…(泣)

自分はレイを師範代としました。

最終編唯一の女性キャラクターというだけで迷う余地なし。

固有技である「画竜天聖の陣」驚くほど短い溜め+全体攻撃+超火力揃いも揃った超高性能技で大変有能。

豊富な状態異常技や装備で補正すればギャグみたいなダメージを出す奥義・旋牙連山拳のおかげで1対1にも強いので、雑魚戦からボス戦まで大活躍でした。

もう一回言っておきますけどレイちゃん可愛い。

 

【おぼろ丸】

幕末編主人公。

「砂塵の術」と「忍法矢車草」がとにかく強力で、前者は大きく弱体化、後者は高火力・長射程の範囲攻撃と相手を選ばず戦うことが出来ます。

レイちゃんと同じく雑魚からボスまで幅広く活躍できました。

 

【高原 日勝】

現代編主人公。

HPや攻撃力に優れた典型的前衛アタッカー。弱点は頭の悪さ

スーファミ版と比べて通打がかなり弱体化されてしまいましたが、それでも主力となるくらいには有能なデバフ付与技です。

その他にも有能な状態異常技を高火力でぶっ放せる為、特にボス戦では非常に輝きました。

力のダンジョンで最強武器を手に入れれば鬼に金棒です。

頭の悪さは装備品で整えましょう。

 

【アキラ】

近未来編主人公。

スーファミ版では貧弱ステータス超能力の溜めが長い使い勝手も悪い有能な技は他に上位互換が沢山使うなら回復アイテム係かコーラのビン投げ係という大変不名誉な扱いで目も当てられませんでした。

しかしリメイク版では大幅に強化され、どの技も非常に使い勝手のいい技に変貌したため晴れてパーティー入り。

フレームイメージ等の高火力技は勿論、マザーイメージやヘヴンイメージ等の広範囲状態異常バラマキが特に便利で、集団雑魚戦が多くなる最終編では大活躍でした。

 

【ポゴ】

原始編主人公が持っているアイテム

各主人公が装備しているアイテムを持ち込めるという最終編の性質上、やはり原始編で入手できるコーラのビンが大活躍でした。

攻撃が痛く長期戦が辛い敵、やたらと打たれ強い敵、HPが2000近くある敵等が雑魚として普通にエンカウントするため、こいつがあるのと無いのでは攻略に掛ける時間とストレスが別次元です。

ほかの隠し要素は諦めたとしても、これだけは粘ってゲットしておきたい逸品。

それ以外にも知力を50近く上げてくれる「モノな石」や攻撃力に加え多くの状態異常を防ぐ「王者のキバ」等、軒並み有能です。

アイテムを引っぺがして花畑に放牧しておきました。

勿論ポゴ自身も前衛キャラとして有能なので全然使えます。

キューブはほぼ全ての状態異常を素で無効化、装備アイテムによる火力補強が有能ですし、サンダウンは終盤で覚える技「ハリケンショット」がコーラのビン並みに強いという相変わらずの大器晩成型でアタッカーとして使えます。

全てのキャラクターが使えるようになっているので、自分の好みでパーティを結成して全く問題ありません。

 

総評

魅力的なHD-2Dのグラフィック、アキラや森部を筆頭に悪乗りが過ぎるイメージにぴったりの声優チョイス、そして中世編・最終編での衝撃的な展開、よりブラッシュアップされた戦闘周りetc…

元々が素晴らしいゲームだったので、その下地を活かしつつHD-2Dによってより素晴らしい作品に生まれ変わった名作でした。

個人的にHD-2D自体が大好きなので、その分の贔屓目を差っ引いたとしても十分に名作だと思います。

未だ遊んだことが無い方も、すでにスーファミ版を遊んだことがある方も

どちらにせよ「新鮮な気持ち」で遊ぶ事が出来ると思います。

その他のHD-2D作品と合わせて是非遊んでみてください。

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