どうも、ほんまぐろです。
7月28日に発売となった「デジモンサヴァイブ」
こちらを1章まで遊んだ為、序盤の印象を書いて参ります。
以降の章の感想記事は下記よりどうぞ。
ストーリー
中学2年生の少年・百束タクマ。
彼はある地方の古びた校舎に、学校の課外キャンプでやってきた。
キャンプで一緒になった渋谷アオイ、日向ミノルの3人と共に見学予定だった神社へと向かう。
しかし、社へ向かう参道は、ここ最近頻発している地震の影響による土砂崩れによって通行止めとなっていた。
困った3人は戻ろうとするが、同じキャンプ参加者の富永リョウ、君島サキが、現地の子らしき東雲ミウに連れられて別の神社へ向かうのを目撃する。
リョウとサキを放っておくこともできない3人。
引率手伝いの高校生・加山シュウジ、ミウを探しに来た兄の東雲カイトと合流したタクマ達はサキ達を追う。
そこで発見したのは古びたトンネル。
不気味に感じた5人を更に不気味な現象が襲う。
春先だと言うのに雪が降ってきたのである。
あまりにも不自然な現象だが、雪はほどなく吹雪となる。
このままでは危険だ感じた5人はトンネルへ避難する。
トンネルを抜けると、深い森に佇む大きな神社へとたどり着く。
なぜか先ほどまでの吹雪はピタリと止んでいた。
春だと言うのに一面に彼岸花が咲き誇るその風景に強烈な違和感を覚えたタクマ達はさっさとサキ達を探して帰ろうと考える。
途中発見した大きな遺跡にサキ達を探して中に入る。
そこには巨大な壁画と見慣れぬ文字が刻まれていた。
その場を調査していた教授から、ここはこの土地本来の信仰である「ケモノガミ」を祭った遺跡であると聞かされる。
話を聞いていたタクマ達は、自分達の周囲が霧に包まれていることに気が付く。
雪の次は霧…不思議に思うタクマ達の前に、突如謎の影が現れる。
奇妙な岩のような生物達に取り囲まれたタクマ達は逃げようとするが、突如発生した地盤沈下により地中へと落下してしまう。
目が覚めるとタクマは一人きりだった。
仲間を探していると、謎の生物が自分を見ていることに気が付いた。
その生き物はタクマを見ると一目散に近づいてくる。
おびえて逃げ出そうとするタクマに、その生物はこう言った。
「ぼくの名前はコロモン」
「タクマのことず~っと前から待ってたんだ!」
コロモンはなぜタクマを待っていたのか分からない。ただ待っていたと言う。
身に覚えのないタクマは不審がるが、岩の化け物が再び掛かってきた。
逃げようとするタクマの間にコロモンが割って入る。
会って間もない自分を守ろうとするコロモンに何かを感じ取ったタクマは、コロモンを助けようと化け物の気を引いて囮になる。
襲われそうになったタクマを助けようとしたコロモンは光に包まれ–
全く別の生物へと変貌した。
アグモンと名乗るそれは、なぜそうなったか自分でも分からないという。
その時遠くからミノルの叫び声が聞こえてくる。
叫び声の下へ着いたタクマ達は、アグモンに似た生物がミノルとアオイを守るように岩の化け物たちを撃退するのを目撃する。
彼らはファルコモン・ラブラモンと名乗り、2人を守るために来たと告げた。
合流した3人は元の校舎へ帰ることにする。
なぜか行きの時と地形が異なっている上に電子機器が使えない事に戸惑うタクマ。
なんとか校舎にたどり着いた3人だが、校舎は様変わりしていた。
不審がりながらもボロボロに朽ちた校舎の中へ入る3人。
タクマは探索しつつ、スマホのカメラで周囲を撮影し始めた。
アグモンを始めとした生物達は、なぜかスマホのカメラに反応するからだ。
撮影を始めた瞬間、周囲が蜘蛛の巣まみれになっていることに気が付く。
タクマが驚きの声を上げようとした瞬間、先にラブラモンが悲鳴を上げる。
先ほどまでいたアオイが忽然と姿を消したのである。
どうやら一瞬の隙に何者かにさらわれたらしい。
取り乱すラブラモンをなだめつつ、タクマ達は捜索を開始する。
たどり着いた体育館は一際蜘蛛の巣に覆われていた。
壁に糸で張り付けられているアオイを発見したタクマ達は、急いで救助へ向かう。
そんな彼らの前に巨大な化け物が立ちふさがる。
この校舎を根城としていた化け物・ドクグモンである。
あまりにも巨大な姿と威圧感に恐怖するタクマ。
アグモン達ですら敵わないドクグモンに、タクマは絶望する。
それを見たアグモンはタクマに檄を飛ばす。
「しっかりしろタクマ!こんな所で終わっていいの!?みんなと帰るんでしょ!?」
それを聞いたタクマは自分に気力が戻ってくるのを感じ、改めてドクグモンへと立ち向かう。
それを見たアグモンの体は光に包まれ–
更なる巨体へと変貌を遂げたのである。
グレイモンと名乗るソレは、圧倒的な力でドクグモンを撃退するとアグモンの姿に戻った。
元の廃墟へと戻った校舎内で、明日以降改めて周囲の調査へと乗り出すことを決意する。
一体ここはどこなのか。
他の参加者や人間達はどこへ行ったのか。
アグモン達は何者なのか。
校舎の中で助けてくれた二人組の姉弟は何者なのか。
タクマ達、アグモン達の冒険が始まる。
感想
令和版デジモンアドベンチャーって感じの第1話でした。
- 課外キャンプに参加した子供達
- 天変地異により異世界へ迷い込む導入部分
- 出会ったコロモンとのやり取り
- 襲い掛かる成熟期
- ピンチになる子供と、それを守るデジモン達
- アグモン進化!!
デジモンアドベンチャーっすわ…(感涙)
子供の頃に見た記憶を思い出してちょっと泣きそうになりました。
タクマとコロモンが出会うシーンなんか特にそう。
シチュエーションもコロモンのセリフも、全てが懐かしいです。
また、登場キャラクター達もデジモンアドベンチャーを意識したキャラクターが多い気がします。
ミミのように天真爛漫なサキ
城のようにしっかり者で責任感の強いシュウジ
ヤマトのように兄妹想いのワイルド系カイト
当時のえらばれし子供達(我々)大歓喜です。
最初はデジモンぽく無いな~と思っていたキャラデザも、慣れると全然気になりませんでした。
理由としては二つ。
一つ目はデジモン達の可愛らしさ。
人のキャラデザが変わってもデジモン達は当時のままで愛嬌を振りまいている為、非常に親しみやすい。そんな彼らが必死にパートナーを守ろうと頑張っているのを見ると、思わず応援したくなります。
特にラブラモンが色々な意味で非常に可愛い。
思わず新たな扉を開いて暗黒進化しそう。
二つ目はキャラデザなんか気にならなくなるくらいシナリオの続きが気になるから。
個人的にS-RPGの方をメインに購入したのですが、丁寧に描写されるシナリオは非常に読みごたえがあり、先が気になるのも併せてグイグイ進めてしまいます。デジモンアドベンチャーだから何となく察せるけど
ただそんなキャラデザやデジモンアドベンチャー感とはかなり異なるホラー要素はちょっと人を選ぶかもしれません。
なんか全体的にホラーチックなんだよなぁ…CEROが高いのもそれが原因か?
選択肢に関して
シナリオの合間にタクマのセリフや言動を選択肢で選ぶことがあります。
この選択肢によって「道義」、「調和」、「激情」のステータスが溜まっていき、ストーリーやデジモンの進化ルートが変わってきます。
基本的に赤い選択肢=道義、緑=調和、黄色=激情となるっぽいですね。
自分は「太一っぽいから」という理由で道義の選択肢を選び続けたのですが、結果的にはグレイモンに進化しました。
道義がワクチン、調和がデータ、激情がウィルスという事なのでしょうか。
1周目でティラノモンは勘弁
戦闘システムに関して
戦闘システム自体は非常にオーソドックスなS-RPGです。
キャラクターを移動させて技を選び、攻撃して倒す。
そこにキャラクターの方向、高低差、行動順、スキル等を考慮して戦っていきます。
戦闘難易度は序盤こそ楽ですが、成熟期が闊歩し出すあたりからグンと上がります。
考えなしに適当に行動していると簡単にピンチに陥るので、位置や種族の相性等を考えて戦う必要があるため歯応えは結構あるなと感じました。
そしてデジモンお馴染みの「進化システム」
ストーリーで仲間になるデジモンは普段成長期ですが、戦闘中に任意で進化することができます。
その能力は強大の一言で、一つ前の個体とは比べ物になりません。
まさにデジモンアドベンチャーの勝ちイベント並みです。
ただし進化形態中は常時SPを消費しており、スキルのSP消費の重さとも相まって考えなしに行動するとあっという間にガス欠になります。
また裏を返せば「相手も同じくらい強力」という事なので、相性の悪い種族や属性相手では油断しているとあっさりやられる事も。
要所要所で進化と退化を使い分けて戦っていくことになりそうですね。
この「ここだ!」って時に進化して攻めるのがなんともデジモンアドベンチャーっぽくて非常に好きです。脳内BRAVE HEART余裕
フリーバトルで仲間になるデジモンは一度進化させればずっと同個体のままなので、お手軽に戦力として組み込めます。
手軽に戦力を集めて戦っていくか、ストーリーを考えてバランスよく育てるかはお好みで。
そしてもう一つ特徴的なのが「会話システム」
これは味方デジモンと敵デジモン両方に対して使用でき、味方であれば様々なサポートを掛けられるバフ効果、敵であれば「交渉」を行うことが出来ます。
子供がパートナーデジモンに話しかけてパワーアップさせるシステムがデジモンアドベンチャーっぽいので個人的に好きです。
敵との会話は相手の質問に対して適切な選択肢を選ぶ悪魔会話交渉となり、一定回数を成功させれば仲間になってくれたりアイテムをくれたりします。
相手の話し方や特徴を見て答えを選択する…との事ですが
ぶっちゃけかなり分かりづらい。
まだ始めたばかりなのでしょうがないですが、どう考えてもこれだろ!って選択肢で怒られると虚無です。
分かりづらい所まで悪魔交渉に似せるんじゃない
そして選択肢を成功させても必ず仲間になってくれるわけではなく、仲間になる成功確率も微妙です。30~80%程度とまちまち。
今後交渉をやりやすくしたり成功確率を上昇させるアイテムやスキル等が登場してくれるのを祈ります。
グラフィック&UIに関して
今作のアピールポイントの一つでもある2Dグラフィックですが、非常にクオリティが高い。
戦闘中のグラフィックは勿論、シナリオ中の立ち絵も人間・デジモン問わずヌルヌル動くため凄く見栄えがいい。
マップ移動の画面やステータス画面等、UIも非常にサクサク動く上におしゃれです。
PS4版に関して言えばロードもほぼ無く、常時サクサク行動できます。
フリーバトルを繰り返すので、このロードの短さは個人的に非常に嬉しい。
総評
現在まだ1章までしかプレイできておりませんが、現時点では非常に満足しています。
続きが気になる良質なシナリオ、ヌルヌル動くグラフィック、OPテーマを筆頭にハイクオリティなBGM、サクサク動くUI、爆速ロード、オーソドックスながら遊び応えのある戦闘etc…
全体的に高水準に纏まっているのではないでしょうか。
ストーリーへの比重が大きいため、戦闘をメインと考えると拍子抜けするかもしれません。
ただ、フリーバトルでいつでも戦闘&育成が出来るため、デジモンのS-RPGを遊びたい!という方も安心して購入できると思います。
正直最初は(ヤバいゲームになりそう…)と不安になっていましたが
このクオリティを維持してくれれば久しぶりの名作デジモンS-RPGになる気がします。
このままクリア目指して、今後も遊んで参ります。
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